「NHKから国民を守る党」(以下、N国)党首の立花孝志氏が9月24日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、驚愕の広告収入額を明かしている。
“NHKをぶっ壊す”との過激なスローガンで知られる立花氏は同日、「今月のユーチューブ広告収入1247万円でした」と題した動画を投稿。大量の札束を手に持ちながら銀行通帳をアップで写し、YouTubeを運営する「グーグル」名義で1247万2868円が24日付で振り込まれていることを証明した。
「一政治家がYouTubeでここまでの広告収入を得たという事例はないでしょう。チャンネル『立花孝志』は9月25日時点で49万5000人の登録者を抱え、丸腰で国政へ躍り出たであろう立花氏にとっては心強い活動資金になるはず。当該チャンネルの概要欄を見ると、アカウントを取得したのは“2018年6月5日”とあり、その短期間でこれほどの急激な成長を見せたのは、氏の歯に衣着せぬメッセージがときに炎上するほどに注目を集めたことが大きな理由でしょう」(IT系ライター)
チャンネル登録者数49万人に対して広告収入が1200万円を超えるというのは、相場からすれば異常に高い収益と考えられる。
「一般的に50万人程のチャンネル登録者であれば、平均的な再生数を基準としたYouTubeからの広告収入はおよそ400〜500万円とされています。ところが立花氏の場合、1日に5本もの動画をアップするなど頻繁な更新頻度によって高額になっている可能性が高いですね。通常のユーチューバーは1日1本の毎日投稿を心がけていますが、撮影や編集の手間などによってなかなか実現できないケースが多い中、立花氏はほぼ編集を施さない動画を毎日3〜4本投稿しています。また尺も長いものが多く、20〜30分を超えるものもザラにあり、1時間以上の長尺の動画が43万回という再生数を稼いでいるのも大きな強みでしょう。動画が長ければ長いほど再生数を増やすことは難しくなりがちですが、同時に広告を表示する時間も増えるため、トータルで考えれば広告収入は伸びるケースが多い。立花氏のチャンネルでは動画が長くなったからといって再生数が減っているわけではなく、この辺りが他のチャンネルとは一線を画す特徴でしょうか」(同前)
長尺かつ頻繁な投稿こそ、既成概念を“ぶっ壊す”立花孝志チャンネルが、凄まじい金額の広告収入を得られている要因なのかもしれない。
(木村慎吾)