「TBS特別番組」関口宏と小川彩佳コンビに懸念浮上「見せ物のような…」

 TBSは、8月12日に特別番組「つなぐ、つながるSP 戦争と子どもたち 2023→1945」(同局系)を放送することを発表した。アンカーはタレントの関口宏、MCはフリーアナウンサーの小川彩佳が務める。

 同番組は、同局が8月9日〜15日まで行う「NO WAR プロジェクト つなぐ、つなげる」の関連企画。子どもの戦争被害に着目し、23年の〝現代の戦場〟と1945年の〝太平洋戦争〟を行き来しながら考えていくという。

 21年、22年に引き続き、「つなぐ、つながるSP」は関口と小川が担当。おなじみのコンビで恒例となりつつあるが、懸念点は23年に入ってから関口の〝問題発言〟に拍車がかかっていることだ。

 関口が司会を務める「サンデーモーニング」(TBS系)の7月16日の放送で、元プロ野球・西武の野田昇吾がボートレースに転身し、初勝利を挙げたことを報じた。関口は「なんでボートに行きたくなっちゃったかな?」「不思議な人がいるな」などと、ボートに転身したことが悪手のような発言をして、視聴者からヒンシュクを買った。

 3月19日の放送では、野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について暴言が飛び出した。日本はイタリアと対戦し、4点を先制したことを伝えた後、関口は「あとはもういいんですけど、一応見ますか?」と発言し、VTRを途中で切ろうとしたのだ。あまりの失礼な言葉に、視聴者からは《選手やファン、出演した野球評論家、VTRを編集したスタッフに失礼だ》といった声が上がった。

 一方、小川がメインキャスターを務める「NEWS23」(TBS系)は、視聴率の伸び悩みから、小川の卒業と番組の打ち切り報道は年中行事。TBS社長から同番組について「多くの人にいい番組を見てもらいたいという思いからしたら、全く不十分です。見ていただく水準として不十分と思っています」と苦言を呈されたこともある。

「老害と批判される関口と、低視聴率の小川がTBSの特番でタッグを組み続けるのは違和感というよりは、〝見せ物〟のような印象を受けます。3年連続で同じ顔ぶれだと、番組の主張や方向性もおおよそ想像できますし、本気で数字をとりに来ているのかと、局の本気度を疑われてしまうかもしれません。ともあれ、8月の特番に出演するということは、秋の番組改編でも2人とも首がつながっているのは間違いないでしょう」(テレビ誌ライター)

 特番では問題発言がなく、視聴率も稼げることを期待したい。

(石田英明)

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