森七菜×橋本環奈「昭和的ヴィーナス」対決(2)80年代の不良を見事に演じた

 食べっぷりで引けを取らないのが橋本環奈(24)だ。今夏の大手焼肉チェーン「牛角」の新CMで大きな口を開けて焼肉とご飯をほおばる姿が、なんともエロチックさを漂わせている。

 芸能プロ関係者が語る。

「プライベートでステーキを600グラム食べたり、バラエティ情報番組『ラヴィット!』(TBS系)の試食でチャーハン、パスタをガッツリと平らげたり、大食い女優の代名詞となりつつある。昭和的な顔立ちで豪快に食べる姿は、見ていて気持ちいいね」

 橋本が昭和顔を最も印象づけたのは、18年に出演したドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)だろう。聖子ちゃんカットの女番長役で、ロングスカートに濃い化粧。そうした80年代の不良を見事に演じてみせた。神谷氏が振り返る。

「好きな男性にはキュルンとした声で甘えて、ケンカをする時にはドスの効いた声で『コラー! 根性焼き入れてやろか!』と眉間にシワを寄せてすごむ。白目や歯をムキ出しにして顔をクチャクチャにしながら叫び倒す演技は圧巻でした」

 かわいい顔をしたヤンキーという、まさに昭和感たっぷりの熱演だったが、20年には劇場版も公開。橋本の姿に秋本氏は、ある人を思い出したという。

「『3年B組金八先生』(TBS系)に出演していた三原じゅん子(58)です。名セリフ『顔はやばいよ! ボディにしな!』が脳裏をよぎりましたね(笑)。品行方正な女性よりも、女性らしさを見せつつ、いざという時に腹の据わった女性というのは、昔から魅力を感じます」

 もともとアイドルグループ「Rev. from DVL」のメンバーとして活動していたが、女優に転身してから人気沸騰。「正統派アイドル路線ではないところが正解だった」と、秋本氏が続ける。

「昭和のアイドルといえば松田聖子(61)のような、世間の理想とする正統派ですが、それに比べて橋本さんは小泉今日子(57)のような非正統派。元気があり余って自由奔放な雰囲気を持っている。それがバラエティや女優として生きましたよね。身長も153センチと小さめでムチムチのボディフォルムは、つけ入るスキがありそう。そのあたりも人間っぽさがあって、セクシーさを感じます。

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