ボートレーサーを格下扱い!?「サンモニ」のテロップ「井口さんvs野田」が物議

 元埼玉西武ライオンズの投手で、ボートレーサーに転身した野田昇吾選手(30)が101走目にして初勝利を飾ったのは7月9日。埼玉県の「ボートレース戸田」1Rでのことだった。
 
 この話題を1週間遅れで取り上げたのが7月16日放送のTBS系情報番組「サンデーモーニング」。番組では唐橋ユミアナウンサーが「3年前までプロ野球選手。西武で通算4勝を挙げたリリーフピッチャーでした」と紹介。マウンドで活躍する映像が流れた後、坊主頭でボートレーサー養成所入りするシーンが流れると、「応募資格『体重57キロ以下』をクリアするために、およそ半年で23キロの減量に成功しました」と伝えていた。

 スタジオでは司会の関口宏が「どうなんですか」と前置きして「プロ野球で144試合に出て4勝してるんだけど、やっぱ不満があったのかな、自分で」とコメント。これにロッテの前監督で、野球解説者の井口資仁氏は「中継ぎでも頑張った選手ですね」とやさしくフォロー。関口は「なんでボートに行きたくなっちゃったかな」「まだ30(歳)だよ」などと述べて、転身の理由については「きっかけは本人じゃないとわからないだろうな」と語っていた。その口ぶりから、SNS上では《関口さんボートレーサーを下に見てる?》《ボートレーサーの養成所は狭き門》《ボートをバカにしないでほしい》といったコメントが見られていたが、その後、番組のテロップが物議を醸したようで…。

「井口さんと野田選手は以前に一度だけ対戦したことがあり、番組ではその1打席のシーンが流れました。2017年7月29日のロッテ・西武戦。結果は井口さんがボールをみごとに捉えたものの、結果はセンターフライ。画面の下にはテロップで『井口さんvs野田 1度だけ対戦』と表示されていたのですが、井口さんにだけ“さん”をつけて野田選手は呼び捨てという扱いに、ネット上では《野田にも“さん”をつけてあげて》《井口さんと野田…呼び捨てに違和感しかない》といった意見が書き込まれていました」(メディア誌ライター)

 対戦シーンを振り返り、関口が「いや、でも不思議な人がいるな」としながらも「決意したなら頑張ってもらいですね」とエールを送っていたように、野田選手には2勝目、3勝目と勝ち星を重ねていってほしい。

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