「キャンドル・ジュンVS鳥羽周作」罵倒応酬で思い出す「不貞会見のお手本」2人の神対応

 女優の広末涼子とフランス料理店「sio」の元シェフ・鳥羽周作氏とのW不貞騒動が一向に収まらない。

 広末の夫であるアーティストのキャンドル・ジュン氏が会見で妻の過去の不貞を暴露すれば、「東京スポーツ」の取材に応じた鳥羽氏が、「(ジュン氏の)不貞行為なんて10くらいあるんじゃないですか、俺が知っている限り。マジでああいうやつは抹殺されたほうがいいですよ」と暴言を吐くなど、エスカレートするばかりだ。

 こうしたジュン氏と鳥羽氏の発言については「余計なことを言い過ぎる」「幼稚」などという批判も少なくないが、そんな中、ベテラン芸能記者が振り返るのが「不貞対応のお手本となる芸能人の発言」だ。

「不貞をされた側では俳優の太川陽介です。太川は17年12月、妻で女優の藤吉久美子の不貞疑惑が報じられた際、会見で藤吉から不貞はないと説明されたことを明かしたうえで、『みんながそんな風に(不貞は事実だと)思っても僕は信じる。カミさんだもん』と断言し、離婚を否定しました。しかも、会見の最後にはおなじみの『ルイルイポーズ』を決めて円満な終結を強調して見せました。ジュン氏も広末との婚姻関係を続けたいのであれば、『クロでも信じる』という姿勢を見せたほうが良かったのではないか」

 一方、不貞を行った側の見本は誰か。

「落語家の故・三遊亭円楽さんです。円楽さんは16年6月に一般女性との不貞が報じられました。円楽さんは会見で『聞かれたことにはすべてお答えします』と宣言し、不貞は事実と認めたのです。そしてレポーターから『謎かけ』を求められると、『今回の騒動とかけまして、東京湾を出ていった船と解きます。(その心は)航海(後悔)の真っ最中です』と笑いを誘い、さらに『もう1つできちゃった』と言って、『今回の騒動とかけまして天保銭と解きます。(その心は)今の時代に通用いたしません』と披露して拍手を浴びましたね。鳥羽氏の場合、謎かけは無理かもしれませんが、せめて不貞相手の夫を誹謗中傷するような発言は控えるべきでした」(前出・芸能記者)

 太川も円楽さんも逆境を見事に跳ね返してみせたわけだが、今のジュン氏や鳥羽氏にこれを見習えと言うのも酷な話かもしれない!?

(石田英明)

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