ガソリン価格が7週連続値上がりで172円台へ!燃費を改善する6つの凄テク

 経済産業省は3日、レギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均小売り価格を発表し、先週に比べて1円50銭高い172円50銭だったことが分かった。レギュラーガソリンが値上がりするのは7週連続となる。172円台となるのは去年7月以来で、ガソリンの値上がりが止まらない。

 世界的な需要の一服によって原油価格は値下がりしていくことが予想されていたが、原産国であるサウジアラビアが自主的な減産を行ったことなどが影響し、原油価格は高止まりした状態が続いている。そんな中、政府は6月以降ガソリンの補助金を2週間ごとに1割ずつ引き下げていることから、ガソリン価格がジワリジワリと上がっているのだ。なお、補助金は引き下げられ続けて9月いっぱいで終了する予定で、今後もさらにガソリン価格は値上がりが続くと予想されている。

 間もなく夏休みに突入し、レジャーシーズンが到来するが、ガソリン代を節約するためにはどうすればいいのだろうか。モータージャーナリストに聞いた。

「まずは、物理的に重量を軽くすることです。もし、トランクにすぐに使う予定のないゴルフバッグなどが入っていたら、積んだままにしないこと。その重みが燃費を悪化させてしまうのです。また、ガソリンを入れる時も満タンに入れないことをおすすめします。わずかではありますが、ガソリンの重みも燃費に影響しますから、ガソリンを入れる時は半分くらいを目安に入れることをおすすめします」

 他にも、急発進や急ブレーキをしないことでも燃費を10%ほど改善できるという。また、タイヤの空気圧をチェックして、不足している場合は適正値にすることで燃費は良くなる。エアコンも燃費に影響するので使わないのがベストだが、さすがに夏場にエアコンなしはつらいので、26度に設定して温度は変えない方がいいという。

「レジャーに出掛ける際には、道中のガソリン価格を比較サイトなどで確認しておくといいでしょう。近所のガソリンスタンドでは価格を比較してもそれほど大きな差はありませんが、遠出する場合は意外なほどに安い地域もあったりするので、そこでガソリンを入れればかなりの節約になります」(同)

 これら6つのテクを駆使してこの夏のレジャーを楽しもう。

(小林洋三)

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