「最初から猟銃でいったほうがいいのに…」水谷隼の発言に視聴者戦慄

 5月25日に長野県中野市で発生した立てこもり事件。警察官2人を含む4人が市議会議長の長男、青木政憲容疑者(31)に襲われ、命を落とした。死因はいずれも失血死で、即死に近い状態だったことがわかっている。社会部記者が事件の経緯を解説する。
 
「青木容疑者は70代女性と60代女性が来るのを待ち伏せして、最初に70代の女性を所持していたサバイバルナイフで襲い、その後、60代の女性を追いかけて刺した模様。犯行動機について、容疑者は『ひとりぼっちだとののしられたと思っていた』と供述しているようです。その後、パトカーで駆け付けた警官2人に猟銃を向けて発砲。およそ10分間で4人を殺害しました」

 5月29日放送のTBS系情報番組「ひるおび」は、この事件を大きく取り上げた。専門家が青木容疑者の心理状況について解説した後、司会の恵俊彰が「ここが本当に怖いところで…」と話を振ったのは、東京五輪・卓球混合ダブルス金メダリストでタレントの水谷隼だった。

 水谷は、仮に容疑者が悪口を言われた後で、談笑している姿を見かけた状況を想定して、「また自分のことを言われてるんじゃないかなっていう妄想をしてしまったのかもしれないですよね」と推察。話題は凶器へと移り、殺傷能力の高いスラッグ弾が使われていたことに触れ、「先ほどの猟銃のやつもそうなんですけど、なんで最初、ナイフで刺したのかな。最初から猟銃があるなら、猟銃でいったほうがいいのにな、とは思ったんですけど、そのへんは佐々木さんどうなんですか?」と、犯罪評論家の佐々木成三氏に質問。佐々木氏は「自分より力の弱い女性を狙うという意味では猟銃ではなくナイフでというふうに感じたんだと思います」と解説していたが…。

「素朴な疑問を口にしたとはいえ、『最初から猟銃でいったほうがいいのに』という犯人目線のコメントに多くの視聴者が反応。《被害者をなんだと思ってんの?》《は?最初から猟銃で?絶対ダメでしょ》《殺害方法について「ああしたほうが…」とか絶対ダメだろ》といったコメントが見られました。最初にナイフが凶器に使われたことについて、専門家は『力に対する憧れがあったのではないか』とコメントし、水谷さんはその後、『猟銃で撃ったら音がすごい鳴るから』『犯行がバレてしまうから』と推理していましたが、やはり被害者女性のことを思うと、不謹慎だと受け取る視聴者が続出したのも仕方ないかもしれません」(メディア誌ライター)

 ナイフにしろ猟銃にしろ、痛ましい事件が起きないことを祈るばかりだ。

(コレッシュ山田)

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