持ってる男と持ってない女…「銀座強盗事件」でTBSコメンテーターに明暗

 東京・銀座を震撼させた強盗事件。仮面をかぶった3人組の男が高級腕時計店の中で、ショーケースなどを叩き壊し、100点以上の品を奪って逃走。犯行グループと見られる4人の男が逃走先の赤坂エリアで身柄を確保されたが、事件発生当時、偶然にもお笑いタレントのバービーが、現場付近に居合わせたという。5月9日放送の情報番組「ひるおび」(TBS系)で、司会の恵俊彰にこのことを問われると、当人はこう振り返った。

「私もスマホ見ちゃってたからわからないですけど、運転手さんも『あれ?すごいことが起きてるね』っていう話もなかったんで、そのままスーッと通り過ぎました」
 
 現場をスルーしていたというバービーに、恵は「後で気づいた?」と質問。するとバービーは、「さっき、発生時間を聞いて。『あっ、いましたその頃』って気づいたんです」と、事件翌日になって知ったことを明かしていた。これにはSNSユーザーから《さっき気づいたって…》《これほどの事件でも関心ないのか》と、無関心を指摘する声が聞かれたが…。一方で、強盗と見られるグループが逃げ込んだ赤坂で懸命のリポートを発信し続けていたのが、「ひるおび」に不定期出演するITジャーナリストの三上洋氏だった。

「三上さんは事務所が赤坂だったこともあり、騒ぎを聞きつけて、すぐに捜索現場に向かっていました。自身のTwitterで、犯行グループが使った白い車両や大勢の警察官の写真をアップし、ほぼリアルタイムで捜索状況を伝えていました。もちろん、まだ犯人と見られる男が逃走を続けている状況で、下手をすれば、事件に巻き込まれる可能性があったはず。危険を承知で、警官の動きを追っていったのは、やはりジャーナリスト魂ゆえ、といったところでしょうか」(事件記者)

 三上氏は5月9日、ラジオ番組「辛坊治郎ズームそこまで言うか!」(ニッポン放送)に緊急出演。「警察関係者20~30人じゃないですね。もっと多いくらいで」と当時の捜索状況を明かしたうえでこう述べた。

「(その後)メディアがいっぱい来たんですよ。メディアがいっぱい来たので、私、出たがりなので、地元の人のふりをしてウロウロしてたら『話いいですか』って言われて、普通に答えてみました」

 メディアの住民インタビューではあくまで「一般人」で通したという三上氏。逃走に使われた白いワゴン車が停まっていたのは、そこが袋小路だったためで、「googleマップにも載っていない路地」と解説して、パーソナリティーの辛坊治郎も辛坊治郎を「あ~、そういうことか」と納得させていた。

 持ってる男・三上氏と持ってないバービー。事件への対応でTBSの番組に出演するコメンテーターで、明暗が分かれる形となったようだ。

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