映画「バービー」の日本語吹替に高畑充希、“シンデレラの悪夢”を払拭か

 女優の高畑充希が8月11日公開の映画「バービー」の主人公・バービーの日本語吹き替え声優を務めることが7月6日、明らかになった。高畑が洋画の吹き替えを担当するのは2015年公開の「シンデレラ」以来、8年ぶりとなる。

 同作は、世界的に人気の着せ替え人形・バービーを実写化した米映画。バービーが、すべてが完璧なバービーランドから〝人間の世界〟へと向かい、さまざまな困難に直面にしながら、大切なことは何なのかを見つけていく物語だ。

「バービー」公式HPによると、高畑は本国によるオーディションを経て正式にキャスティングが実現されたとのこと。配給するワーナー・ブラザース米国本社の担当者は高畑について「(ボイステストでの)充希の声は素晴らしく、バービーの雰囲気にぴったりだった」と大絶賛したという。

 映画の公開日が待ち遠しいが、懸念材料もある。高畑が8年前に吹き替えを務めた実写版「シンデレラ」での評価だ。同作を見た観客から《滑舌がまごまごしている》《感情の出し方がイマイチ》《本職の声優さんを使えばよかったのに……》など、散々な評価があったからだ。

「高畑自身、『シンデレラ』の吹き替えが一部で酷評されたことを把握していると思います。『バービー』は本国ワーナーの担当者が絶賛していることからも、『シンデレラ』とは違い、観客をいい意味で驚かせてくれるはずです。高畑は16年6月配信の『モデルプレス』のインタビューで、夢を叶える秘訣を聞かれて『気合いと根性』と回答。努力をしても報われないことや、失敗もあるとしたうえで『悪いことは忘れて、良いことだけを覚えて、次の糧にして進んでいく』と語っていました。『シンデレラ』のことはすでに吹っ切れていると思います」(芸能記者)

 吹っ切れた高畑の声の演技に期待したい。

(石田英明)

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