現在の中学生から20代にかけての人たちの総称である「Z世代」。そんなZ世代の約5割に恋人がおらず、仮に付き合っていたとしても「彼氏が手をつないでこない」と不満をもらす女子は少なくない、とはよく知られた話だ。
「面と向かって話すか電話で会話するしか方法がなかった昭和世代に比べ、コミュニケーションツールが発達したZ世代の男女交際は昭和のそれとはあきらかに変わっています。いつでも連絡を取り合えて、いつでも繋がれることで精神的な結びつきは強いと言われていますが、いざ本人同士で会うと手を繋げないなどの事態が発生するようですね。照れくさいという面もあるようですが、本当に女の子がそれを望んでいるかを男子がわかりかねているという声が多いんです」(女性誌ライター)
確かにZ世代には「臆病すぎる男子」が多いようなのだが、実際はどうなのか。調べてみると、臆病すぎるどころか、さらなる問題点が浮かび上がってきた。
「多くの女子たちが口を揃えるのが、『すぐに謝る男子』が多いということでした。みんなでいるときにちょっと茶化したことを、その後のLINEやDMなどで『今日はごめんね』『勝手に〇〇(女子の名前)のこと友達と話して嫌だった!?』など、気にもしていなかったことをすぐに謝ってくる。いきなり謝られた女子は『気にしてないよ』と返すしかないのですが、内心は『なんで謝ってんの』と疑問しか浮かばないようですし、むしろその男子に対してやさしさより鬱陶しさを感じるようです。どの女子大生に聞いても、だいたい『もう少し堂々としてほしい』という答えが返ってきますね」(前出・女性誌ライター)
加えて取材の中で多く聞かれたのが、「何が食べたいってやさしく聞かれるよりここのお店が美味しいと教えてくれる男子のほうがいい」「DMでいきなり謝るより何か面白い話をしてほしい」という要望だった。
Z世代でも、男子にリードしてほしいと望む女子は少なくないようだ。
(山田ここ)