昨年、鹿児島県種子島に移住した「ビッグダディ」こと林下清志氏(58)。その後はメディアとも距離を置き、取材にもほとんど応じていない。
だが、今年1月には自身初となる飲食店「たねがしま食堂」を島中部東岸の国道58号線沿いにオープン。自身のブログや店の公式ツイッターで店の存在を知った観光客たちが足を運び、地元ではちょっとした名所になっているという。
3月に種子島を旅行した30代の会社員Sさんは、泊まった民宿の方から「ビッグダディの食堂がある」と聞いて訪問。店の裏手にテラス席もあり、東シナ海が一望できたとか。
「ロケーションは抜群です。外観は普通の食堂でしたけど、店内には直筆のイラストやダディを模した手作りの人形などがたくさん飾ってありました。本人もすごく気さくな方で記念撮影にも快く応じてくれました」(Sさん)
肝心の料理についても、思っていた以上にレベルが高かったという。
「純粋に美味しかったです。奮発して『たねがしま御膳』(2480円)という一番高いメニューを頼んだのですが、刺身の盛り合わせをはじめ、おかずが7〜8品ついてドリンクとデザート付き。旅館の夕食かと思うほどボリュームもありました」(Sさん)
じつは、観光客だけでなく地元客の間でも評判はまずまず。その人気の理由のひとつは、朝6〜9時の早朝営業にあるようだ。
「漁業関係者や港で働く人は朝が早いため、この時間帯に開いている店は重宝します。実際、食べに行ったこともあるけど、一番安いメニューはたったの300円! 値段見て驚いちゃいました(笑)。それに人柄も不愛想な方だと思ってたら人懐っこいし、地元の連中とも仲良くやっていますよ」(地元男性)
ブログにアップする画像も心なしか生き生きとしているように見えるビッグダディ。観光客だけでなく地域の人々からも支持される店となりつつあるようだ。