NHK教育「3か月英会話」などフリーアナとして90年代から活躍を続ける中川祐子(51)。42歳でグラビアデビューを果たした「奇跡の美熟女」に迫る。
─新卒で入った総合商社からアナウンサーに転身されたんですね。
中川 学生時代はあまり就職のことを考えずに入社した商社で、たまたま「外国人弁護士に日本語を教える」という業務を任されていたんです。そこで「人前でしゃべるのってこんなに楽しいんだ」と知り、アナウンススクールに通うことにしました。
─アナウンサーの仕事で印象に残っている現場は?
中川 「モーニング天気!」(TBS系)の企画で、としまえんのジェットコースターに水着で乗ったことですね。プールエリアから水着でレポートしてそのまま園内を回ったのですが、他のお客さんが服を着ている中、スタッフの男性と私だけが水着(笑)。本当に恥ずかしかったです。
─そして35歳で気象予報士試験に合格されました。
中川 3年間勉強して合格しました。ただ、当時やりたかったお天気キャスターは年齢制限のあるものばかりで、オーディションを受けるチャンスすらなかったんです。それで、せっかくの資格を活かすためにNHKの国際放送局で天気の原稿を英語で書く裏方の仕事をしていました。その後、年齢制限がなかったウェザーニュース「ドライビングウェザー」の気象キャスターに合格したんですが、しばらくするともっと違うことがやってみたくなったんです。それで、今の事務所にご縁があって所属することになりました。
─美人気象予報士としてではなくグラビアでデビューした経緯は?
中川 「FRIDAY」さんにご挨拶に行ったら「年齢と見た目のギャップがスゴい」と驚かれて、グラビアのオファーをいただきました。結婚もしていましたし、お断りしたんですが何度も熱心にお誘いいただいて。主人も「せっかくのチャンスだしやってみたら」と背中を押してくれたので、やってみることにしました。
─グラビアの現場はいかがですか?
中川 最初は水着の形も太くて胸もあんまり見えないものだったんですが、やっていくうちにどんどん露出度が高くなっていくんです(笑)。さすがに抵抗はありますよね。「これ以上は絶対にやらない」という限界を自分の中で設定しているんですよ。
─DVD「be witched」での「素肌にシーツ」カットは生唾モノでしたよ。
中川 これ自分の中で最高の露出なんですけど、前バリだけで何もはいていないんです。撮られていて本当に恥ずかしかったですよ。「これで限界なので勘弁してください」という感じですね。
─グラビアはいつまで続けられますか?
中川 さすがに51歳になるといろんなところにガタがくるので、DVDは卒業しようと思ってます。これだけ続けさせていただいたのが光栄だと思っているので、もう十分やり切れたかなと。しっかりとアナウンサーの仕事もしたいんですけど、グラビアのイメージが付いちゃっているのでどうしたらいいのか悩んでます(笑)。
*週刊アサヒ芸能4月6日号掲載