それまで「ただニュースを読むだけの存在」だった女性アナウンサーが、バラエティ番組に出演したりアイドル化し始めたのは80年代に入ってからのこと。フジテレビの山村美智子や寺田理恵子の登場によって、「女子アナ」が誕生したと言われている。
それから約40年、多くのスターアナが誕生した。彼女たちは時にブラウン管を飛び出して、雑誌のグラビアに出演したこともある。その時には多くのテレカやQUOカードが作られた。また、番組の宣伝用に作られ、配られたカードも少なくない。そんな女子アナテレカの中で、今も高い人気を持つのは誰なのか。高値ベスト3を決定した。
3位に輝いたのは中井美穂(フジテレビからフリー)の漫画雑誌「まんがパロ野球ニュース」のカード。価格は3万8000円。野球のユニフォーム姿でバットを手にした中井はユニークな仕上がり。中井は野球の知識がないまま「プロ野球ニュース」に起用され、爆笑ものの間違いを連発して一躍人気アナに上り詰めた。今もファンは多く、高値をつけている。
1位は同価格が2人。小倉弘子(TBS)と古瀬絵理(NHK山形局からフリー)。価格はどちらも4万円。小倉のテレカは情報バラエティ番組「ランク王国」の番組宣伝用に作られたもので、アニメ「セーラームーン」のキャラクターの扮装をしている写真が使われている。ミニスカから飛び出す健康的な美しい足はなかなかに刺激的。
古瀬のテレカは漫画雑誌「ビッグコミックスピリッツ」制作。同誌のグラビアを飾った時のショットが使われている。テレカバイヤーもこう絶賛する。
「古瀬は『スイカップ』で有名になりました。このカードはそれを十分に活かした写真で、肩をあらわにして胸のあたりの服を手で押さえるポーズ。胸の渓谷も確認できますし、ファンにはたまらない1枚になっています」
どちらも歴史に残る1枚なのだが、これらを大きく上回るテレカがあるという。
「それは進藤晶子(TBSからフリー)です。TBSが『ランク王国』のPR用に作ったカードで、先の小倉弘子のテレカと同様にセーラームーンのキャラクターに扮しています。価格は12万円ですが、市場にほとんど出回らないので、価格はつけられません。もはやレジェンドカードです」(前出・テレカバイヤー)
女子アナテレカはこのほかにも魅力的なカードが多数。中には懐かしいあの美女アナもある。発売中の「アサ芸Secret! Vol.87」ではそんなお宝テレカを48枚厳選して紹介している。