石川佳純は順応も…伊藤美誠を苦しめる“ヤバい”中国製卓球台

 卓球の国内リーグ・Tリーグは後半戦に突入しているが、男女のトップ選手たちがいまだに話題にしているのが、昨年末のワールドツアー・グランドファイナル。韓国が舞台となったこの大会は日本の張本智和が男子シングルスの頂点に立ち、女子ダブルスでも早田ひな、伊藤美誠のコンビが優勝をおさめている。しかし、日本勢は口々に「ヤバい」と漏らしていたというのだ。

「卓球台ですよ。中国製の卓球台が使われたのですが、どうもこれまでの卓球台とボールの弾み方が違うようなんです。伊藤、早田らは『ボールが飛んでこない、止まるような感覚』と首を傾げていました」(スポーツ紙記者)

 それに上手く対応できたのが石川佳純だ。

「伊藤はダブルスで優勝しましたが、シングルスでは初戦敗退。その相手が石川だったんです。石川も同様の感想も持ったようですが、『ボールが止まるのだったら、前のめりになって打ち返せばいい』と柔軟に対応できたようです」(前出・スポーツ紙記者)

 伊藤からすれば、この助言をダブルスに生かしたということだろう。代表争いにはこうした対応力も求められるということだが、来る東京五輪にも、この中国製卓球台が採用される可能性が高いという。

 そうなった場合、伊藤だけは明らかに不利だ。身長157センチの石川、158センチの平野美宇に比べても、150センチの伊藤は小柄。「前のめりになって打つ」にしても、届かないのだ。

 この奇怪な卓球台、台頭する日本勢に対するワナ…などと穿った見方もあるが、金メダルを目指す伊藤のアキレス腱とならなけらばよいが。

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