「この先も番組に出続けます?」杉村太蔵が元NHK岩田明子氏を牽制した理由

 コメンテーターとして人気を博した三浦瑠麗氏が夫の逮捕でテレビから消え、代わって頭角を現したのが、昨年にNHKを退職したジャーナリストの岩田明子氏。3月17日に「めざまし8」(フジテレビ系)で情報番組デビューを果たすと、テレビやラジオへの出演が相次いでいる。

 岩田氏は3月17日放送の「サンデージャポン」(TBS系)に“安倍元総理に最も食い込んだ記者”という肩書きで出演。「議員」から「容疑者」になったガーシー元議員についてコメントを求められると、「政治家も政治記者もガーシー容疑者の一挙手一投足に振り回された」として持論を展開した。ガーシー容疑者の行動が「予測不可能だった」と前置きして、「言った言わない」の議論を避けるために、議会側とのやり取りを残した文書を紹介。

「こういう文書、非常に珍しいので、議員運営委員長の角印がここ押してありますよね。この角印自体、使うのは30数年ぶりだったので、『印鑑出せ』ってなった時に『ない、ない』と騒いだなんていうエピソードもあったくらい」

 その後も岩田氏はあまり表沙汰になっていないガーシー元議員と議会側のエピソードを披露。逮捕状が出ているガーシー氏の今後について、「運び屋シンジゲートを頼る可能性」について言及した。

「UAEなんかの場合は外交当局が『引き渡してくれ』と正当に引き渡しを要求するんですけど、仮にこれでシリアですとかレバノンですとか、アフリカの小国といった日本とあまり友好的でない国に逃亡してしまった場合は引き渡しにはかなり時間を要することになると思うんですね」

 ここで口をはさんだのが元衆院議員でタレントの杉村太蔵。「ちょっと確認していいですか?」と前置きして「岩田さん、この先もずっと番組出続けます?相当、薄口政治評論家のポジションがヤバいですね、これは」と言ってスタジオを笑わせ、「こんな解説されたら」と危機感をあらわにした。さらに他の出演者から「3月、卒業シーズンですからね」と「サンジャポ」からの“クビ”を予告されると「私もこれから頑張りますから」と決意表明した。

「安倍元総理の番記者を務めていただけあって、コメントは的確。NHK退職した後も、政界にかなり太いパイプを持っているようで、メディアに出ていないエピソードのオンパレード。対する杉村氏は議員をやめてから14年が経ちます。政治評論家としての立ち位置を岩田氏に奪われるのではないかと牽制したくなるのは当然かもしれません」(メディアライター)

 4月以降、杉村太蔵の「サンジャポ」出演はあるのか。動向を見守りたい。

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