有名人投資家「ボロ儲け」「大損」ランキング(1)長嶋一茂は「超頭脳派」だった

 元バレーボール日本代表のタレントが告白した、資産運用事情が波紋を広げている。株で巨額の損失を出したというのだ。じつは、そんな体験談は氷山の一角にすぎなかった。あまたの投資有名人たちが爆益、爆損で揺れ続けているのである。

 現在は日本バレーボール協会会長を務める川合俊一(60)が明かした「大損体験」が注目を集めている。

 3月3日放送「しくじり先生俺みたいになるな!!」(ABEMA)に出演した川合。08年、米大手投資銀行の経営破綻に端を発した世界的な経済危機「リーマン・ショック」により、保有する株が大暴落したという。

「朝起きるたび500万円ずつ資産が消えていく」

 と、当時を振り返ったのだ。

 川合は06年の「ライブドア・ショック」でも大損を経験しており、トータルで1億5000万円もの資産が消えたという。

 芸能記者が語る。

「川合は現役時代のバブル期から株式投資に熱中し、一時は2億円以上の利益を出していた。ところがこの大損で本人は当時、相当な落ち込みようでした」

 だが、その後、アベノミクスで見事復活。今でも投資にいそしんでいるほどだ。

 他にも、投資にドハマリする有名人は大勢いる。今回、あまり知られていない運用成績による「爆益・爆損ランキング」を発表しよう。

 爆益部門の1位に輝いたのは長嶋一茂(57)だ。

「芸能界において最も投資で儲けているのは一茂ですよ。1年の大半をハワイで過ごす、悠々自適の生活でも知られています」(民放局関係者)

 昨年12月に放送された「出川一茂ホラン☆フシギの会」(テレビ朝日系)では本人が「資産の半分を日本円で、もう半分をドルのファンドで持っている」「ギャランティを不動産だったりファンド、為替にぶち込んで、分配金、株主配当金とかのお小遣いで回してる」と明かしている。

 一茂の投資による推定収入は「年間5億円オーバー」として、民放局関係者が解説する。

「タレント転身1年目からテレビ朝日と5000万円で契約し、年収が1億円を超えるなど、種銭が存分にあったのが1つ。その上、彼は想像を絶するほどの勉強家なんです。若い時からマネーの専門家と頻繁に会食し、助言を仰いできました。タレントとしては天然キャラでブレイクしましたが、資産運用では『超頭脳派』なんですよ」

 巨額の収益を支えているのが、不動産投資だという。

「一茂は港区内に5階建ての自社ビルを保有する他、複数の不動産を持っている。テナント料だけで月に5000万円以上は入ってくるでしょう。父である長嶋茂雄終身名誉監督の相続を放棄したというのも、これだけ儲けていれば納得できます」(民放局関係者)

 爆益部門2位には松居一代(65)の名前が挙がった。

 彼女は16年の米国トランプ大統領就任に端を発した「トランプ相場」で数十億の利益を出し、コロナ禍においても「投資家松居の人生において、最高益を叩き出しました」とブログで報告。常人離れした投資センスで知られているのだ。

「松居の投資術は、チャンスと見るや全財産を賭けて勝負に出る『ハイリスク・ハイリターン型』。最近ではこれまで以上に思い切った『人生最大の勝負』に動いているんですよ」(芸能プロ関係者)

 松居が商機を見出しているのが、ニューヨークでの不動産投資だ。

「一昨年から彼女は、ニューヨークの中心部であるマンハッタンの物件を次々と購入しているんです。実際に彼女が購入してから、コロナ収束の影響もあって物件価格は急上昇。今後まだまだ価格は上がると見られている。松居が『マンハッタンの不動産女王』と呼ばれる日は近いかもしれません」(芸能プロ関係者)

 元夫が「私の財産を奪おうとしている」などと罵倒していたのも、一面うなずけるほどの財テクぶりで今もウハウハなのである。

*週刊アサヒ芸能3月23日号掲載

マネー