続いて、宜野座から車で30分弱に位置する「タピックスタジアム名護」に移動。8日11時頃、日本ハムの選手たちがノックを受けていた。それでも、自然とギャラリーの視線を集めてしまうのは今年も新庄剛志監督(51)ばかり。自慢の「SHINJOSTAGE」という監督シートに腰掛け、視察で訪れていた阪神の糸井嘉男スペシャルアンバサダー(41)と並んで練習を眺めながら、野球談議に花を咲かせているだけだったのだが‥‥。
選手らが昼食に入った正午過ぎ。スタジアム三塁側の入り口からフローラルな香りが浜風とともに流れてくる。その方向に視線を向けると「モーニング娘。’23」のエース・牧野真莉愛(22)の姿があったのだ。中年ファンに声をかけられるや、
「今日はプライベートで来ました」
とニッコリ。そのまま三塁側のバックネット最前列に座り、誰よりも目立つ「新庄Tシャツ」を着てグラウンドに真剣な眼差しを向けていた。先の民放局ディレクターが生粋の〝ファイターズオタク〟の素性を解説する。
「実は、牧野の親族にファイターズの私設応援団の幹部がいるんです。シーズン中もよくスタジアムの外野席から声援を送る牧野の映像が抜かれますが、そのほとんどは応援団が確保している席。普段は、変なファンが近寄れないように彼らにガードされています。この日は、コンサートツアーや個別イベントの合間に母親と事務所関係者の3人で来訪していたようです」
新庄監督が姿を現すと「LOVE新庄」と書かれたハート型のボードを掲げ、かねてより親交のある森本稀哲コーチ(42)には「お疲れさまです!」と深く一礼するシーンも。そんな牧野が最後まで練習を見届けたのは、居残りティーバッティングに励む宇佐見真吾(29)。ももいろクローバーZ・高城れに(29)の夫である。16時頃にスタートした自主練習が終わったのは18時過ぎ。ともに見守った数人のファンとともに、練習が終わるや帰途についたのだった─。
昨年のパ・リーグ最下位からの浮上を目指す日本ハム。アイドルパワーを味方に巻き返しを図れるか。
*週刊アサヒ芸能2月23日号掲載