「現場に子供を連れてくるやつ嫌い」加藤浩次の発言に金子恵美が反論

 元衆院議員でタレントの金子恵美(44)が1月28日放送の「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)に出演。「仕事場にペットや子供を連れていくのはアリ?ナシ?」論争について、働くママの気持ちを熱く語った。

 この日の放送では、極楽とんぼ・加藤浩次の「俺、現場に子供を連れてくるやつと、現場に犬連れてくるやつ、大嫌いなんだよ」という発言が話題になったことを取り上げた。同発言は、加藤がテレビ東京系列の番組に出演した際に語った持論で、放送後ネットニュースに取り上げられると世間でも賛否が巻き起こった。この件に関し、加藤は出演したラジオ番組でもさらに掘り下げ、「病気とか理由があるなら別だけど。普通にみんなが喜んでるって思ったら大間違いだよって思うんだよね」とも語っている。

 一連の発言に納得のいかない様子で首をかしげた金子。実は彼女も“現場に子供を連れてくるやつ”だった。前回出演時、金子は今年7歳になる息子同伴で現場に来ていたのだ。
 
 金子は「うーん、犬はわかりますよね、アレルギーある方もいらっしゃるけれど。『子供?』っていう風に思っちゃって。私、議員の時も実は、毎回ではなくて、どうしてもっていう時だけ、非常識じゃない所には子供連れていってたんですけども。でもやっぱり子供連れてくと、『“ママ代表”のアピールか?』とか、『子供をダシに票を取りに来てるのか』っていう風にも言われたんです…」と、議員時代も子供連れに対して周りの風当たりが厳しかったと振り返った。
 
 番組MCの今田耕司は、加藤の発言について前後の文脈がわかりにくく切り取られている可能性があるともフォロー。その可能性を踏まえた上で、金子はさらに持論を展開した。

「他の芸能界の方が子供を売りにしたとか、そういうのが嫌だっていうのはちょっと理解はできるんですけど。でもそれでも、『病気のときだけはわかるけど』って、病気じゃなくたってどうしたって連れてかなきゃいけない時がママ達にはあって、それでもなお『預けてこい』っていう声があるから、みんな必死になって保育サービスを探すわけですよ。だからどんどん社会コストが上がっていく…っていうか、社会保障費がね。保育サービスを充実させろみたいなことになるわけで、みんな根底にこういう意識があるのが、私は少子化を招いていると思ってるんですよ」

 育児と仕事の両立の大変さを経験してきたからか、かなり熱く語った金子。仕方なく子供同伴で仕事に来る人がいる一方で、無遠慮に連れてくる人が敵を増やしてしまっているのかもしれない。金子の熱弁には、世の“ワーママ”達も共感しているだろう。

(浜野ふみ)

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