昨年の東京五輪で、マラソンや自転車ロードレースなど公道で開催された競技を映像で見た海外の人が、最も多くつぶいやいたワードの1つが「セブンイレブン」。ツイッターでは「東京には100mおきにセブンイレブンがあるぞ!」なんてコメントが多数みられたのだとか。
それほど日本人とコンビニは密接、というか「なくてはならない」関係。当然、コンビニで働く人口は莫大で、それぞれに悩みや困りごとはあるだろう。そんな中、オーストラリアにあるコンビニの女性スタッフが「お客がおこなう我慢できない行動パターン」をネット上に投稿して世界的に話題になっている。
女性スタッフが投稿した苦手な客のパターンは以下の12通り——。
・分かりきっている質問をする
・係員のいるレジに行かず無人のレジに行く
・カードで支払うと言ったのに現金を渡してくる
・ビニール袋が欲しいかどうか尋ねたときに「あるなら欲しい」と答える
・バーコードエラーを起こしたときに、客が「無料だ」とジョークを言う
・店内のすべてのサンプルを要求してくる
・閉店ぎりぎりに入店する
・スタッフが施錠した後なのに、ドアが開いているかどうかを確認するためにドアをガタガタさせる
・価格表を読まずに商品の価格を尋ねる
・従業員が挨拶しても「私は見ているだけです」と冷やかす
・スタッフが別の店に行ったときに、そこでも働いているか尋ねられる
・「スーパーのほうが安い」と言われる
ところがこの投稿が拡散されると、日本のコンビニ店員やアルバイト経験者が失笑してしまったのだとか。
「閉店時間があるところなど、日本でいえばコンビニとスーパーの中間のようなお店かもしれませんね。でも、ネット上ではこの女性スタッフが挙げた12項目はおおむね『これでイライラするの?』と一笑に付されています。無人のレジに行くことに腹を立てるという報告には『むしろ歓迎する』なんて声もありました。この女性が日本のコンビニで働いたら3日で辞めそう、または『初日でブチ切れそう』という意見ばかりです」(情報誌ライター)
ちなみに、日本のコンビニ店員がイラっとする客は「会計終了間際に揚げ物を追加注文する人」「駅構内の行列のできるコンビニなのに電気代などを払う人」などだという。でも、そんなことをわざわざツイートする店員などほぼ皆無。日本は改めて、お客様ファーストの教育がなされているようだ。
(山田ここ)