三浦瑠麗氏、倉田真由美氏「マスクの弊害」訴え 「雑菌の温床になり不潔」医師は警鐘

 加藤勝信厚生労働相は1月17日、閣議後会見で新型コロナウイルスの感染症法上の類型を見直す環境ができてきたと述べた。政府は今年春にも結核や重症急性呼吸器症候群(SARS)並みに危険度が高い2類相当から、季節性インフルエンザと同じ5類への変更を検討している。

 5類に移行した場合、注目されるのがマスクの着用だ。厚労省は屋外では季節を問わず、原則不要としている。だが、ほとんどの日本人は屋内外問わず、マスクを着用しているのが現状だ。

 しかし、1月18日更新の「日本経済新聞」電子版によると、政府は5類になれば屋外だけでなく屋内でもマスクを原則不要にする方針であることを報じた。岸田首相は週内に関係閣僚と協議し、分類変更の適切な時期を判断するという。

 マスク着用に異を唱える有名人は少なくない。国際政治学者の三浦瑠麗氏は1月17日更新のツイッターで、「マスクを着用するとパフォーマンスが低下する」というプレジデントオンラインの記事を添付し、「マスクなんかしながらよく考えたり文章練ったりできるなあと思ってました」とバッサリ。漫画家の倉田真由美氏も同日更新のツイッターで同記事を貼り付け、「言われるまでもなく当たり前。それなのに受験生にもさせていますね、日本」と容赦ない。

 マスクは飛沫を防ぐといわれているが、デメリットの指摘も少なくない。北海道有志医師の会は「マスクがウイルス感染を抑止するという根拠は存在しません」「マスクを長時間着用すると。マスク自体が雑菌の温床となり不潔です」と警鐘を鳴らしている。

 5類に格下げと同時に屋内でも原則不要となるか注目を集めているが、春まで待つ必要はないとの見方もある。

「岸田首相や首相官邸のツイッターを見ると、海外では屋内外を問わず、岸田首相のマスク非着用写真がどんどんアップされています。日本でマスクを着用しても、海外で外すというのは矛盾極まりありません。コロナは日本だけで流行しているわけではないですし。また、国内でもマスク非着用の写真も散見。岸田首相自身がこの有り様ですから、もはや国民にマスク着用をどうこう言える立場ではないでしょう。三浦氏や倉田氏も、5類変更まで待つ必要はなく、今すぐにでもどこでも原則不要にしてほしいと思っているはずです」(週刊誌記者)

 マスク着用はそもそも任意なので、国民1人ひとりの判断に委ねられているのだが。

(石田英明)

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