阪神・岡田監督の「落ち着き」が脅威に! 11球団監督に見せつけた大物感

 やっぱり岡田監督はタダモノではない。

 1月18日、プロ野球・12球団監督会議が開かれた。東京都内のホテルに集まったものの、各部屋に分かれてのオンライン会議となった。それでも、同会議の開催は3年ぶりということで“熱い議論”が交わされたようである。

「新任ではありますが、岡田彰布監督は最年長なので座長を務めました。冒頭、榊原定征・新コミッショナーが挨拶をし、引き分けでファンが納得するのか、セ・リーグの指名打者(DH)制はどうかの2点の問題提起がされました」(球界関係者)

 フリートーク形式で各監督が意見を述べた。セ・リーグのDH制といえば、かつて巨人・原辰徳監督が導入を提唱したものの、その議論は立ち消えになっていた。今回を機に議論が再開されると思いきやあまり盛り上がらず、同じDH制でも今季からNPBで導入が決まっている「大谷ルール」(先発投手が降板後もDHで継続出場できる)のほうが話が盛り上がったようだ。

「いちばん活発な意見が出たのは『引き分け』の是非でした。メジャーリーグのように決着がつくまで延長すべきと主張する声が多く聞かれたようです」(同)

 ここで存在感を見せたのが岡田監督だった。熱い議論が交わされるなか、岡田監督は冷静に「日本は時間の制約もあるし公共交通機関の対応もある。今日決着する話ではない」と発言、「個人的には引き分けも戦略のうちだと思っている」と持論を述べて会議をまとめたそうだ。

「大谷ルールについても、導入の恩恵を受ける選手が見当たらないことも口にしていました。個別会見でも冷静な雰囲気でしたね」(スポーツ紙記者)

 セ5球団の監督は、岡田監督の落ち着きに“脅威”を感じたのではないだろうか。プロ野球界が盛り上がっていくのはキャンプイン後だ。しかし、監督会議の前哨戦は“阪神圧勝”だったようだ。

(飯山満/スポーツライター)

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