2004年からフジテレビ系列で放送されている「逃走中」。12月31日には「大みそかSP お台場大決戦!」と題して6時間45分の大型特番がオンエアされる。
12月24日に放送された「フジテレビ批評」に、笹谷隆司チーフプロデューサーと安田大サーカス・クロちゃんが出演して人気番組の舞台裏を明かした。プレイヤーが逃走者となって、限られたエリア内でハンターから逃げ続けるというのが基本ルール。臨場感あふれる鬼ごっこのシーンが番組の醍醐味だが、クロちゃんが明かすには、逃走者1人にスタッフ2人がつく撮影態勢になっているようで、
「基本、ディレクターとカメラさんがいて、1人についてて…ていう形になる。それで逃げたりとかするんですけど、1回あったのが、僕がこの体型しているから足が遅いと思ってるみたいなんですけど、僕トレーニングしているからバーッと走ったらカメラさんはついてきたんですけど、ディレクターさんがついてこなくて、いなくなっちゃって『ウソでしょ?』と思って。普通にハンターから逃げて“逃走中”しているんですけど、ディレクターを“捜索中”もしました」
現場ではハンターに怯えながらも「ディレクターどこ行ったんだろう」と捜索したというクロちゃんは、「カメラマンは足が速い人がついてますね」と語り、笹谷氏は「カメラマンさんはもちろん、ディレクターもできるだけ足の速い人間を用意はしているんですが…」と釈明。
さらにクロちゃんは「ディレクターさんもカメラさんとかも、日本全国から集められているんですよ」と述べ、広島で仕事をしたカメラマンと「逃走中」の現場で再会したエピソードを明かした。
「笹谷チーフプロデューサーいわく、スタッフの足の速さにもこだわるため、結果的に全国から選りすぐりの俊足スタッフが集まることになったとか。一方、ハンターの“人選”について聞かれると、笹谷氏は『ハンターは天才科学者が作ったアンドロイド』『走行テストを行って速いハンターを起用』と答えていたのが印象的でした。『逃走中』を見る際には、逃走者だけでなく、撮影するスタッフの俊足ぶりにも注目したいですね」(テレビ誌ライター)
カメラを回しながら俊足のハンターについていくスタッフの健脚があってこそ、番組のリアリティーが生まれるかもしれない。