クロちゃん、「豆柴の大群」の大ヒットで冬のボーナスをゲット!?

 芸人のクロちゃんがアイドルのプロデュースでちょっとした冬のボーナスをゲットしたようだ。バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)から生まれた新人アイドルグループ「豆柴の大群」で、全権プロデューサーを任されたクロちゃん。25日放送の同番組でプロデューサーを解任されたものの、豆柴の大群のデビュー曲「りスタート」は12月30日付のオリコン週間シングルランキングで1位をゲットし、クロちゃんの懐も暖かくなったはずだと、音楽ライターが指摘する。

「この『りスタート』でクロちゃんは作詞と作曲を担当。曲についてはもともと鼻歌程度に過ぎず、松隈ケンタ氏の率いるクリエイターチーム・SCRAMBLESがまともな曲に仕上げた形ですが、著作権の表記上はあくまでクロちゃんが作曲者となります。そのためCDの出荷枚数に応じて分配される印税が、クロちゃんに支払われるのです」

 同CDは1枚499円(税抜453円)という激安価格で販売されており、印税の計算もこの価格がベースとなる。そして気になる枚数だが、オリコンでは週間の推定売上枚数を6万4334枚と発表。その翌日にもデイリーランキングで推定2651枚を売り上げている。また印税は出荷枚数に応じて支払われるため、全国のタワーレコードで売られている店頭在庫分も対象となり、少なくても7万枚分の印税は確実に手に入る計算だ。

「7万枚と仮定した場合、印税率は6%なので総額190万6800円。ここからJASRACの手数料として印税の6%が控除され、実際の分配額は179万2392円となります。あとは印税の配分ですが、通常は作詞者と作曲者、そして音楽出版社が2%ずつ分け合うもの。クロちゃんは4%分をもらえるはずですが、この割合は三者の取り決めで変えることができ、『りスタート』では編曲の重要性が高いので、クロちゃんの取り分はおそらく3%程度になりそうです。その場合、クロちゃんの手に入る印税は89万6196円という計算になります。あとは所属事務所との配分次第ですが、印税についてはまるごとタレントの手元に入る事務所も少なくありません」(前出・音楽ライター)

 CDのヒットで一挙、100万円近くのボーナスをゲットしたクロちゃん。これなら今後、「水曜日のダウンタウン」でいくら酷い扱いをされてもガマンできるのかもしれない。

(北野大知)

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