武田修宏「高校サッカーの得点王は東大に入るよりすごい」発言が波紋!

 元サッカー日本代表の武田修宏が1月27日放送の「消えた天才」(TBS系)に出演。そこでの発言が物議を醸している。

 同番組は高校サッカーの得点王を取り上げ、その栄光を掴み取った武田の意見を求めた。武田は「(武田を)面白いおじさんと思っているかもしれないけれど、1年生で背番号10をつけて得点王になったのは僕だけ」と胸を張った。さらにそれがどれだけすごいことなのか聞かれると、「東大に入るよりすごい」「一国の首相になるみたいな感じ」と説明した。これに疑問の声が寄せられているのだ。

「声を上げている人の多くが『武田に東大のことがわかるのか?』という思いを抱いているようです。ただ、実は武田の母校である清水東は多くのサッカー選手を輩出するのと同時に、毎年コンスタントに東大合格者を出している進学校なんです。特に『理数科』というコースには優秀な生徒が集まります。なので、武田が東大についてまったく知らないということはない。だからといって詳しいとは言えないでしょうが」(スポーツライター)

 比べること自体がナンセンスなのかもしれないが、実際のところ、高校サッカーで得点王になるのと東大に合格するのはどっちが難しいだろうか。

「高校サッカー選手権で得点王になる選手は毎年、最小で1人、多いと数人が誕生します。2014年には7人の得点王が誕生しました。対して東大生は毎年の入学者が3000人前後。これだけ聞くと得点王になるほうが難しそうに思えますが、分母が違いますからね。全国高校のサッカー人口と、毎年の大学受験者数では数が違いすぎて、難易度比較なんてできませんよ。確かに武田が1年生で得点王になったのは本当にすごいことですが、それを『東大に入るよりすごい』『一国の首相になるみたいな感じ』と臆面もなく自慢したことに、視聴者は違和感を覚えたようです」(前出・スポーツライター)

 実際、当時の武田の人気は凄かった。そのモテっぷりはJリーグに入ってからも続き、いやそれ以上になり、Jリーグ人気を牽引した。若い人は知らないかもしれないが、ただの面白いおじさんではないのだ。

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