大谷翔平は稼いでも使い道がない!? 倹約生活を身に付けさせた栗山監督の秘策

 今季は投手として15勝、打者として34本塁打を記録した米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手。史上初めて規定投球回数&規定打席の両方をクリアする偉業も成し遂げた。来季は年俸3000万ドル(約42億円)の大型契約が成立。それでも倹約家として知られる生活ぶりは変わらない。

 12月13日発売の「フラッシュ」が、大谷の倹約生活を伝えた。帰国時、トレーニングに使う施設はアシックス、移動はポルシェ、普段着はヒューゴ・ボスと、全てスポンサーから提供されたものだとか。シーズン中の食事は、試合がある日はスタジアムのレストランを利用。趣味はゲームと睡眠らしく、浪費することもなく、お金は貯まる一方だ。

 大谷の倹約生活は今に始まったことではない。日本ハム時代、資金管理は岩手県に住む両親に委任。毎月、両親から小遣いとして月額10万円をもらっていたが、使うのは毎月1万円前後。高額商品は年に1度、10万円のスーツを新調するくらいだった。そのおかげで、年間100万円は貯金できていたという。

 もともと倹約家ではあるが、拍車をかけたのが日ハム時代の栗山英樹監督だった。

「日ハムに在籍中の5年間、大谷には〝外出許可制〟が敷かれていました。外出する際には栗山監督に誰とどこに行くのか逐一報告させていたというのです。外出が自由になれば女遊びに熱を入れ、使う金額が大きくなることはもちろん、野球にも悪影響を与えかねません。先輩などから遊びを教えてもらって、練習がおろそかになる可能性もあります。二刀流として大成してほしいという願いからの指揮官との約束でしたが、大谷本人は全く苦にならなかったといいます。根っからの倹約家であり、外出許可制によって、質素な生活がより習慣化したと考えられます」(スポーツ紙記者)

 投打に貯蓄も加えた〝三刀流〟で来季も飛躍が期待できそうだ。

(石田英明)

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