ZOZOの創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏が9月6日、自身のツイッターを更新して株式投資によって44億円の損失を出していたことを明らかにした。
前澤氏は、「猛省」と題した投稿で、「このコロナ禍で乱高下する株式市場に目が眩み、慣れない短期売買を繰り返した結果 #株式投資で44億円の損失を出してしまったことをここに報告します」とツイート。続けて、「44億円もあったら、いったいどれほどの人にお金が配れ、どれほどの人を救えたのか。悔やんでも悔やみきれません。事業で絶対に取返します」と決意を新たにしている。
このツイートは、毎日10万円を10人配る企画の45日目の当選発表の直後に突如投稿されたため、ネット上では様々な憶測を呼んでいる。
「中には《もうお金配りをやめたいから損失報告をしたのでは?》といった意見もあります。先日おこなわれたフォロワー1000万人記念の特大お金配りでは『RT数が500万件を超えた場合は、RT数×20円の倍配りします』と宣言していたにもかかわらず、結局は200万RTにも届かない結果に終わっていましたし、確かに話題性や注目度はかなり下がってきている印象。ただ、いまお金配りをやめれば、一斉にフォロワーが離れていってしまう可能性もありますから、簡単にはやめることはできないでしょうね」(経済ジャーナリスト)
では、なぜ突然このようなツイートをしたのだろうか。
「ツイート自体には特に意味はなく、前澤氏にとっては普通の日常の報告のひとつだったのかもしれません。先日、前澤氏はアパレルメーカーの『ユナイテッドアローズ』と『アダストリア』の大株主になっていたことが明らかになりましたが、株を購入して以降、前澤効果もあって両株とも値を上げ、かなりの含み益が出ていると見られています。それに気分を良くして、短期トレードを繰り返していたら損切りが重なって、結果として大きな損失になってしまったのかもしれませんね」(前出・経済ジャーナリスト)
なお、前澤氏の総資産は2000億円以上ともされ、44億円程度の損失はそれほど大きな問題ではないのかもしれない。
(小林洋三)