「今朝1人解雇した」イーロン・マスクのマネ!? IT企業社長「勘違いツイート」が大失笑

 12月5日に投稿された「今朝1人解雇した」という、あるIT企業社長のツイートが物議を醸している。

 やる気がなかったことが解雇の原因だといい、周りにも悪影響を及ぼす可能性があることから迅速に判断したというが、ツイッター上で従業員の解雇を報告をしたことに疑問の声が殺到した。

「この社長によると、解雇した人物は今年3月に人事からの大反対を押し切って社長権限で採用したそうです。でも、自分の判断は間違っていたとして『切り替えて、1秒も無駄にせず事業に邁進する』と宣言。ネット上のツッコミに対しては、単なる契約社員の契約終了ではないと豪語していたんです」(ネットライター)

 その後、さらに批判が強まると、社長はあらためてツイッターを更新し、実際には契約期間満了に伴う契約非更新で、解雇ではなかったと説明。あくまでも当該社員と双方合意のことで法的にも問題なく、トラブルになってはいないと強調した。

 さらには、契約を更新しなかったことについても「やる気がなかった」ことが原因ではなく、あらかじめ取り決めていた「営業成績の査定基準を満たさなかった」ことによるもので、契約社員に対して更新を行わない通常の流れだったという。

「加えて社長は、問題のツイートは感情的になって投稿したもので、契約を非更新とした社員を特定できる可能性があったことを謝罪。投稿を削除したと報告しています。結局は、ただ契約社員の更新をしなかっただけで、ネット上では《「今朝1人解雇した」とかダサすぎて見てられない》《よくいる勘違い社長。自分が全能だと思い込んでるだけ》など厳しい声が相次いでいます。この社長はひょっとすると、ツイッターを買収したイーロン・マスク氏の剛腕キャラをマネしたかったのかもしれません」(ITジャーナリスト)

 騒動となった投稿に対しては、さくらインターネットの田中邦裕社長も、「人をクビにしましたなんてツイートしちゃうの!?」と驚きのツイートをしていたが、そもそもSNSで社員の雇用について報告すること自体があまりに非常識だろう。

(小林洋三)

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