日本ハム新球場の新名物「新庄監督専用シート」がベンチに2脚ある「不思議な理由」

 今オフも、新庄剛志監督と北海道日本ハムファイターズの話題がめじろ押しだ。11月4日には前メッツ3A・加藤豪将の入団会見が行われたが、その前日にメディア公開された、来季から本拠地となる北広島市の新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」の全容も圧巻だった。

「10月上旬に運び込まれた天然芝の青さ、左右非対称の球場構造、外野に設置されたブルペンなども、メジャーリーグのスタジアムのようでしたね」(地元メディア)

 開場は来年になるが、メディアの注目を集めたのが、日ハムが使うベンチ。これまでの札幌ドームでは3塁側が日ハムベンチだったが、エスコンフィールドでは「ホーム=一塁側」となる。そして、その一塁側ベンチに設置されたのが「新庄監督専用シート」なのだ。

 シートを製作したのは北海道旭川市の家具メーカー。「新庄オリジナル・デザイン」だという。

 シートは北海道産のタモ材が使用され、白木調。高さは背もたれを入れると新庄監督の身長と同じ180センチもある。面白いのは、ベンチ内の2カ所に設置されたこと。なぜか攻撃用と守備用、それぞれ別々の場所に用意されているのだ。前者はホームベース側、後者は一塁ベース側となっている。

「両シートとも、ベンチ最前列に設置され、選手たちが座るベンチシートよりも高くなっています」(前出・地元関係者)

 新庄監督はかつて「ベンチ内に俺の椅子は6個くらい欲しい」と冗談混じりに話したことがる。「集中して様々な場所から見ていないと判断ができない」というのがその理由だったが、新球場ではその願いが叶った形だ。

 ファンにとっては、この専用シートに座って采配を振るう新庄監督の雄姿が待ち遠しいに違いない。もっとも、ベンチでじっとしていられる「SHINJO」ではない!?

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