プロ野球各球団はドラフト指名選手との入団交渉を進めている。フリーエージェント、トレード、新外国人選手の獲得、トライアウト、今オフから「現役ドラフト」も実施される。しかし、オフにある“選手の移動”はほかにもある。若手選手の退寮だ。
「中日の根尾昂投手が寮を出ます。マジメでしっかりしているので、一人暮らしになっても体調面での心配はありません」(名古屋在住記者)
根尾は10月末まで続いた「みやざきフェニックス・リーグ」が始まる前から“部屋探し”をしていたそうだ。
2022年の推定年俸は1300万円。投手転向して25試合に登板し、「勝ちゲームのリリーバー」としてチームに貢献した。来季は先発に挑戦する予定で、大幅アップでの契約更改は間違いないだろう。
“広めのマンション”への入居となりそうだが、こんな情報も聞かれた。
「根尾が不動産屋さんに条件として出しているのは『ペットOK』かどうかなんです。金魚とかのアクアリウムではなく、犬が飼いたい、と」(球界関係者)
ただ、考えてみてほしい。プロ野球選手はシーズンの大半は遠征となるため、独身者が犬を飼うことは不可能なはず。なので犬のお世話をしてくれる“同居者”が見つかったのか、もしくは家族との同居を前提に家探しをしているのかと思ったら、
「遠征中に預かってくれる友達くらいはいると笑っていましたが」(前出・同)
根尾の犬好きは2年目のシーズン前にも目撃されている。
鳥取県内での自主トレを公開した際のこと。スポーツジムでのトレーニング中、たまたま一般利用者の犬が、根尾とカメラマンたちの間を横切ってしまった。一般利用の飼い主は恐縮していたが、根尾は「かわいいですね〜」と近寄り、しばらくの間“ワンチャン・トーク”で盛り上がっていたそうだ。
「本当に好きそうでしたよ」
当時、その様子を目撃した取材陣の1人がそう証言する。
「ご両親が多忙で、少年時代は家に帰っても誰もいないこともあり、そのころからペットを飼いたいとの願望があったそうです」(前出・球界関係者)
新生活が本当にペット同伴となるのかどうかは、これから決まる。残念ながら(?)、ワンチャン以外の同居者の話は聞かれなかった‥‥。
(スポーツライター・飯山満)