「コジマ」の太陽ロゴ看板がまもなく消滅、相次ぐ悲しみの声

 家電量販チェーンの「コジマ」といえば、大きな口で笑っているニコニコ顔の太陽マークの看板が思い浮かぶが、この看板がまもなく消滅する。

 今年6月、埼玉県の加須店が閉店したことで、太陽の看板を掲げている店舗は残すところ甲府店(山梨県)の1店舗となっていた。同社は2012年に家電量販店大手のビックカメラに買収され、ビックカメラグループの傘下に。2013年には「コジマ×ビックカメラ」が初出店され、3年のうちに連名の看板を掲げた店舗が100店を突破。お馴染みの太陽の看板は、「コジマ」店舗が「コジマ×ビックカメラ」にリニューアルされた際に降ろされ、全国的に減少していったという。加須店閉店の際には、甲府店が太陽ロゴ看板の最後の砦となった事がネット上でも話題になっていた。

 そんな中、甲府店のリニューアルが明らかになった。

「10月18日に公開された同社の8月期決算説明会の資料には、11月に甲府店が『コジマ×ビックカメラ』に改装される予定と記載されています。店舗へ問い合わせたところ、詳しい日時は発表されていないとのことですが、11月に『コジマ×ビックカメラ』へと切り替われば、あの太陽ロゴの看板も見納めになってしまうでしょう」(情報誌ライター)

 この事実をあるユーザーがTwitter上で報告すると、瞬く間に拡散され、多くのユーザーから《甲府をギラギラ照らしてくれた太陽ロゴも見納めか》《この看板が無くなるのは寂しいです》《ついにコジマの太陽ロゴが無くなるのか…》《子供の頃ゲーム買ってもらった思い出があるから悲しいな》と、悲しみの声があがった。

 ロゴ看板は消滅の危機にあるものの、笑顔の太陽をモチーフにしたコジマの企業キャラクター「コジ坊」は現在も精力的に活動中。同社ECサイトでは彼の姿を至る所で確認でき、同社のイメージは継承されていることが分かる。

(浜野ふみ)

ビジネス