豊洲市場でトラックが炎上…現場にいた市場社員が事故当時のパニックを激白!

 10月23日の夜、東京・豊洲市場の屋外駐車場が大きな炎に包まれた。

「車が燃えている」と119番通報があり、火は約1時間後に消し止められたものの、被害車両の周りに停められていた13台が被害に遭った。

 出火当時、近くの駐車場に車を停めていたという豊洲市場の社員から、その時の様子を詳しく聞くことができた。

「出勤したら、いつもの駐車場からすごい炎が上がっていて、周りは野次馬だらけでビックリしたよ。燃えたのは豊洲勤務の社員の車ではなく、出入りしてる運送屋のトラックと聞いたけど、荷物の積み下ろしの時に出火したらしいから、こりゃ人ごとじゃないねってウチの会社のドライバーとも話してたところだよ。冷蔵車の場合、エンジンをかけっぱなしにすることで荷台の冷蔵機器が作動して野菜の鮮度を保てるから、今回みたいにエンジンをかけっぱなしにして積み下ろし作業する人は多いからね。それでも普通はこんな火事が起こるなんてありえないと思っていたけど、古いトラックで点検整備を怠っていたりすると、こうなることもあるみたいだね。周りに置いてあったトラックはちょっと燃えただけなのにいまだに現場検証に使われているから、みんな配達に行けなくて現場はてんやわんやだよ」

 火事が起こった駐車場は普段、荷物の積み下ろし作業に使われているが、今回の事故の発生により規制線が引かれ、立ち入り禁止となってしまったことで、現場にいた社員の仕事に支障をきたしてしまったようだ。

(佐藤ちひろ)

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