「ガスト」ポテトフライにゴキブリ混入騒動も「擁護」の声が出るワケ

 10月8日、ツイッター上に「ガストのポテト異物混入してて草」とポテトフライの中にゴキブリの足のようなものが混ざっている画像が投稿されネット上で物議を醸している。

 画像の投稿者は、「これでもかって位パサパサのフライドポテト中にはゴキブリの足が入っており」とし、「探してないけど表面上で2個あったから探したらもっとあったかも」と当時の状況を説明。ショッキングな画像は瞬く間にネット上に拡散し、問題があったとみられる神奈川の店舗には批判が殺到。

 これを受け運営元のすかいらーくホールディングスは、メディアの取材に「異物混入があったというお問い合わせをいただいたことは事実でございます」と認めた上で、「ご心配をおかけしていることについてお詫び申し上げます」と謝罪した。

 ネット上では店側の衛生管理を疑問視する声もある一方で、《飲食店で働いた経験のある人は分かると思うけど、毎日ちゃんと掃除してしっかり対策をしていたとしてもGは絶対にいなくならないし、こういう事故はどこでも起こりうること》《あってはならないことだけど、飲食店でゴキブリの根絶は不可能に近い。だから、ゴキブリがいるから不衛生とは決めつけないであげてほしい》など店を擁護する声も少なくなかった。

「かつて『ペヤング』にゴキブリが混入していたことが発覚し大問題になったこともありましたが、飲食店でもこうした異物混入は避けられない面があるのも事実です。そのため、あとは客と店とのやり取りで解決すればいいことで、わざわざネット上で拡散させる必要はなかったのではないでしょうか。なお、画像を投稿した人物は『その後の店員さんの対応もとても親切でした』として店に迷惑行為をするのはやめるように呼びかけ、『この度は自分の軽率な考えで多くの人を不快な思いをさせて本当に申し訳ありません』と投稿もアカウントも削除しています。これ以上は部外者が余計な迷惑行為をするべきではないでしょう」(フリージャーナリスト)

 異物が混入していたとしても、不用意にSNS上に投稿するべきではない。

(小林洋三)

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