元NHKでフリーアナウンサーの神田愛花が10月3日、情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に出演。10月1日に心不全のため亡くなった元プロレスラーのアントニオ猪木さんが、コンプレックス克服の恩人であったことを明かした。
番組では、猪木さんの波瀾万丈の人生や温かい人柄を振り返った。プロレスファンだけでなく、多くの人に勇気と感動を与えた功績は大きい。
神田は「私自身はプロレス、ちっちゃいときは観ていなかったんですけど、コロナ禍の2年半で自分がエゴサーチをしていると、自分の〝アゴが出ている〟という(ネット上の)書き込みが多くて、コンプレックスだったんです」と告白。続けて「それを見て悔しくて、なにかやろうと思って、猪木さんのモノマネをするようになったんです」と言い、YouTubeを見てモノマネを習得したとか。今では「自分のコンプレックスがバラエティ番組で使える道具になっていました。プロレスとかけ離れた人間でも、猪木さんから前向きな何かをいただいていると、どこかでお伝えできたらなと思っています」と感謝の意を述べた。
番組MCのお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次にモノマネを促されると、神田はアゴを突き出し、「シャー、シャー、シャー、シャー!なんだよ、加藤!やれんのか加藤、おい!シャー!」と披露し、スタジオではモノマネのあまりのうまさに笑い声もあふれ出た。神田は「これがやれるだけで自分のアゴに対するコンプレックスを簡単に乗り越えられた」と語った。
神田のコンプレックスを救った猪木さんだったが、神田にはもう1つコンプレックスがあった。
「身長です。156センチとそれほど低いわけではありませんが、今年3月放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)で身長がコンプレックスだと明かしました。NHK時代は極力、ヒールを履いてロケに行っていたそうです。新聞の読者投稿欄に『どこでもピンヒールを履いているNHKのアナウンサーがいて不快です』と書かれたことがあったそうですが、神田は履き続けたと語っていました」(テレビ誌ライター)
猪木さんのモノマネもずっと続けてほしいものだ。
(石田英明)