長嶋一茂が1カ月ぶり「モーニングショー」復帰も、番組はハワイネタに「箝口令」か

 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が9月2日、金曜コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。7月29日以来、1カ月ぶりに日焼けした精悍な顔つきで登場した。

 番組冒頭、キャスターを務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一が「ついに一茂さんが戻ってまいりました。よかったです」と紹介。一茂は「新鮮な空気ですね、ここは」と返し、「全国の子供たちが昨日からの登校で、僕は今日から出社ということで」と長い夏休みが終わったことを告げた。

 夏休みの内容については明かされていないが、一茂の〝ハワイ好き〟はあまりにも有名。2019年3月放送の「ザワつく!金曜日 一茂良純ちさ子の会」(テレビ朝日系)で、「去年、100日ハワイに居た」と告白していたほどだ。

 ネット上でも「一茂さん、ハワイから帰って来たんだな」などと、ハワイで夏休みを過ごしたものだととらえられている。一茂のハワイでの休暇はどうだったのか、羽鳥に少しは振ってもらいたかった。

 そのハワイについて、8月31日更新の「AERA dot.」でお笑いタレントのカンニング竹山が「日本のマスクはやっぱり異常」と発言した。一茂同様、ハワイ好きの竹山。コロナ禍の影響もあり、今夏久しぶりにハワイに行って驚いたのは、現地の人がほとんどマスクをしていなかったことだという。コロナのニュースが話題にもならず、「海外から見たら日本の対策は『異常じゃない!?』って思われていないかと感じた」と語っていた。

「モーニングショー」では、レギュラーコメンテーターを務めるテレビ朝日の玉川徹氏が、感染対策としてPCR検査・ワクチン・マスク着用の徹底を繰り返し主張。これまで番組に登場した複数の専門家も、おおむね玉川氏と同じ論調だ。

 一方、一茂は7月29日の放送で米国のスポーツ観戦などでは観客が一切マスクをしていない状況に触れ、「マスクしようが、ワクチン打とうが、行動制限しようが、これだけ感染力が高いと有効ではないと思う」と発言。玉川氏などの番組の基本的な考え方と相容れない。

「一茂にハワイを語らせれば、竹山と同じような発言が飛び出す可能性があります。〝ハワイは素晴らしい、マスクもしなくていい〟などと強調されれば、番組としても面目丸つぶれです。番組ではハワイについての発言はあらかじめ箝口令が敷かれていた可能性があります」(週刊誌記者)

 一茂のハワイ話はどこかのバラエティ番組で聞いてみたいものだ。

(石田英明)

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