《羽鳥さん、よく言った!》《羽鳥さんの言う通り》といった賛同の声が寄せられたのは、2月3日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」。この日の放送では認知症を取り上げ、「認知症予備軍」のチェックリストを紹介。「服装の流行や季節感を考えるのが面倒になった」など6項目を挙げて、2つ以上あてはまれば「軽度の認知障害」にあたるという。
このチェックリストを踏まえて、羽鳥慎一アナから「大丈夫ですか?」と話を振られたタレントの長嶋一茂は「そうですねぇ、とりあえず、1コくらいだね」と語り、チェックリストの中の「話し始めてから何を話そうとしたのか忘れてしまう」という項目を指してこう語った。
「何を話そうとしたのか…っていうのはここでも多々あるんでね。俺も自分でしゃべってて、何かいろいろしゃべって、わかんなくなっちゃう時とかって…」
これに羽鳥アナは「何を話そうとしたのか忘れてしまう。私からみると、何を話しているんだかよくわからない」と指摘すると、スタジオは大きな笑いに包まれた。
ただ羽鳥アナはフォローするように、「何を話しているかわからない人は、この番組に複数いますから」とコメント。すると一茂は「そうすると、なぜ俺はここにいるのか。そういう話にもなってきちゃう」と述べて、羽鳥アナは「笑っていられるうちはいいんですが」と、掛け合いを締めくくった。
「夜のバラエティーでも引っ張りだこの一茂さんですが、編集ができない生放送のコメンテーターとなると、どうしても《話が長い》《フリートーク禁止して》《脱線にもほどがある》といった声が相次いでしまいます。一茂さんの話が長くなりすぎて、特集が消化不良のまま終わってしまったことは一度や二度ではありません。なお、この日の認知症予防の話題で、いろいろな人と会話することの重要性を挙げると、一茂さんは『若い20代の女性とかと話したほうがいいということですね』『スタジオに入ったら女性のスタッフとしゃべるようにします』と述べると、専門家の先生から『あまり不快にさせてはいけませんけど』と突っ込まれて苦笑いを浮かべていました。とはいえ、こうしたやり取りで笑いが取れるのが一茂さんの魅力でもあります」(テレビ誌ライター)
レギュラーコメンテーターを務めていた玉川徹氏が不定期出演となったこともあって、「モーニングショー」が一茂の独壇場となるのは致し方ないかもしれない。