元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が6月9日、金曜コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。あきんどスシローが運営する回転寿司チェーンのスシローで、しょうゆボトルをペロペロなめるなどした少年が6700万円の損害賠償を求められたことについて持論を展開した。
番組ではこれまでの経緯を説明。問題を起こした少年は今年1月、岐阜県内のスシローに来店。しょうゆボトルの注ぎ口をなめる、湯呑みをなめて未使用の置き場に戻す、回転レーン上の商品に唾液をつけるなどの迷惑行為に及んだ。その動画がSNS上で拡散され、来店客は大幅に減少。迷惑動画拡散が報じられた翌日、株価は約5%下落。1日で160億円以上の経済的価値を損失した。
訴状によると、スシローは各店舗の衛生管理に疑念を生じさせ、多くの客に著しい不快感・嫌悪感を与えたとして少年に損害賠償を求め、提訴。その損害賠償請求額は約6700万円であった。
一茂は「現実的な落としどころは裁判の判決が出るまでわからない」としたうえで、こう述べた。
「スシロー側がこのアンポンタンな少年にどんな罰を下すのかなと僕は注目していて、罰は提訴だと思うが、少年ということもあって、更生できる余地も残さなければいけないとも思う」
さらに今後の行方については、
「最終的には示談金で、6700万円にならないレベルで和解になると思うが、果たしてそれでいいのかなと。個人的にはスシローであれば、皿洗いがあったりとか、掃除があったりとか、荷物の搬入があったりとか、いわゆる下働きというか、裏方さんの業務みたいなことをやらせるというのも1つの手じゃないかな。そうするとスシロー側にも企業として少年を教育する観点からイメージも上がると思いますし、少年もその中で自分を見つめ直し自分がやってきた罪の重さみたいなものを実際に感じるんじゃないか」
と、更生の方法を提案した。
この私見についてネット上では「それは甘い」などと、あまり世間の賛同を得られてないようだが、実は一茂はかつて子供の教育について、バイオリニストの高嶋ちさ子から苦言を呈されていた。
「2020年12月放送の『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)で、高島は子育てについて、どんなに困難でハードルが高くても立ち向かっていけるような子にしないといけないと語りました。この話を受けて一茂は『ハードルをとにかく低く設定することなんです』と反論しましたが、高嶋に『甘いな〜』とバッサリ斬り捨てられていました」(芸能記者)
一茂の教育方針はやっぱり甘かった?
(石田英明)