俳優の谷原章介が9月1日、メインキャスターを務める「めざまし8」(フジテレビ系)に出演。8月24日、老衰のために亡くなった京セラ創業者・稲盛和夫氏に関するエピソードを語ったのだが‥‥。
「経営の神様」と呼ばれた稲盛氏。京セラを一代で世界的な企業に育て上げ、経営破綻した日本航空の会長として再建に尽力した。
番組で稲盛氏の数々の功績を紹介していく中、谷原が口を挟んだ。「僕、実は同じ飛行機に乗ったことがあるんですよ。たまたま(日本航空の)再建中で、会長をやられているとき、隣の隣の席ぐらいに座られていて」と切り出す。
続けて機内での稲盛氏について、「何かお酒を出してもらうとか、豪華な機内食が出るかと思いきや、ご自身で持ってきた普通の駅弁を『ごめん、これ、レンジでチンしてくれる?』と温めてもらって。それを食べているんですよ」と庶民的なエピソードを披露。
飛行機が目的地に到着すると「たまたま僕、準備が早かったので、飛行機が着いてね、(席から)出ようとしたときに〝あ、稲盛さんより前に出ちゃまずいかな〟と思うじゃないですか。でも、流れで前に出ちゃったんですよ。稲盛さん、僕の後ろにいるわけですよ。そういうことで憤慨されるのかなと思いきや、何にもないんです。CAの方とすごくにこやかに『今日もご苦労さんね、いいフライトだったよ』と話していて。大きな方だなぁと思いながら、前にずーっと立っておりました」と稲盛氏に感動していた。
「ネット上では『えらい人は飛行機から一番先に降りることになっているの?』などと、谷原の考えに首をひねる人もいました。当然、稲盛氏より前に出ても〝まずい〟わけはなく、何の問題もありません。谷原以外で、まずいと思う人はいるのでしょうか。また、自分よりも先に出た乗客がいたくらいで、稲盛氏が憤慨するとは到底考えられません。〝憤慨されるのかな〟と思った谷原の思考のほうが理解しかねます」(芸能記者)
飛行機で谷原と近い席になったら、谷原が先に出るまで待ったほうがいいかも。
(石田英明)