NHKで「臓器移植」に言及、三浦瑠麗氏の新たな肩書きにツッコミ殺到

 安倍晋三元総理の国葬や新型コロナの感染者数予測など、幅広い問題でコメンテーターとして存在感を発揮する国際政治学者の三浦瑠麗氏が8月30日放送の「クローズアップ現代」(NHK)にゲスト出演。スタジオでMCの桑子真帆アナが紹介した、三浦氏の新たな肩書きに視聴者が驚きの声をあげていたという。

 この日、番組で取り上げたのは夫婦間の臓器移植問題。カメラは妻から夫へ臓器を提供したという2組の夫婦に密着し、移植手術までの心の葛藤や今後の生き方を追った。

 VTRが終わると、桑子アナが「ここからはスタジオに評論家の三浦瑠麗さんにも加わっていただきます」と三浦氏を紹介。肩を露わにしたピンクのノースリーブ衣装を着た三浦氏が頭を下げると、桑子アナは「三浦さんは最近、夫婦関係についての著書も出されています。臓器を提供するという行為が、夫婦関係そのものを見直すきっかけになっているようでしたけど、2組の夫婦をご覧になってどのように感じましたか?」と尋ねた。
 
 三浦氏は「すごい重い決断だな、と思うと同時に、ぜんぜん違う葛藤を乗り越えられていますよね」と語り、臓器移植のタイミングについて「時間をかけて判断されることもあると思う」とコメント。そのうえで、「『負』の問題を2人で担うっていうのは、私たちには想像できないくらい重いもので、『負』を分け合うっていうことに、到達したっていうのが、なかなか当事者じゃないとわからないものなのかと思いますね」と感想を述べた。

 その後、桑子アナから夫婦で大きな決断をする際に重要なことは何かと問われた三浦氏は、「その後の人生をどうやって手を取り合っていくのかっていうイメージを共有できなければいけない」と述べ、「今後の人生を共に歩んでいく人、家族というのはこれ以外いないのだから、どうやって一緒に生きていきますか?っていう判断をするまでにはたくさんの話し合いと、まず相手の思い、意見を聞いてみるところからスタートしたんではないかなというふうに思います」と、夫婦間の臓器移植に理解を示していた。

「この日の桑子アナはシックな雰囲気の黒のジャケット姿。対する三浦氏は花柄模様が入ったピンクのワンピース。肩だけでなく、足元も肌がかなり露出していて、その派手さが際立つ形となっていました。また、テロップにも三浦氏の部分に『評論家』と示されていたことから、《国際政治学者じゃなかった?》《今回は臓器移植評論家か…肩書きが増えていく》などとツッコミが殺到。なお、桑子アナが言っていた『夫婦関係についての著書』ですが、4月にリリースした中野信子氏との共著『不倫と正義』を指しているのだとしたら、夫婦間の臓器移植がテーマの回になぜ三浦氏を呼んだのか、疑問が残るところではあります」(テレビウォッチャー)

 どんな話題であっても理路整然と持論を述べる三浦氏。「評論家」という新たな肩書きで、番組出演を増やしそうだ。

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