谷原章介がコロナ急拡大危機を訴えるも「米国では誰も気にしていない」と専門家

 俳優の谷原章介が7月7日、メインキャスターを務める情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)に出演。米国在住の医師に新型コロナウイルス感染拡大の危機を訴えるも一蹴され、ネット上でも疑問の声が上がった。

 7月6日の新型コロナの新規感染者数は全国で4万5000人を突破。1週間前のおよそ2倍となった。東京都では新たに8341人が感染。1日の感染者数が8000人を超えるのは4月14日以来、約3カ月ぶり。新型コロナ・オミクロン株の「BA.5」というタイプの変異ウイルスが感染拡大の影響と見られている。

 番組では、新型コロナの感染急増について、米コロンビア大学医学部外科学教授の加藤友朗氏がリモート出演。日本の感染状況について危機感を募らせる谷原から意見を求められた加藤氏は「日本のピークは高い気がしますが、アメリカでは今実際、ほとんど誰も気にしていない」と回答。谷原としては感染増加に警鐘を鳴らしてほしかったようだが、より感染者の多い米国では〝誰も気にしていない〟という発言に肩透かしをくらった結果となった。

 しかし谷原はめげなかった。米国ではほとんど行動制限がないのはワクチンのおかげだと言いたかったようで、「ワクチンがあれば大丈夫という意識は高いんですかね」と質問。すると加藤氏は「それもあると思いますが、ただ、実際にBA.5はワクチンを受けた人もけっこうかかるといわれている。(ワクチン接種の有無は)結果的にそんなに違いはないかもしれない。重症化を防げることも本当の意味でわかってない」と、谷原のワクチン有効説を一蹴した。

「谷原は日本で感染急増した新型コロナの怖さとワクチンの有効性を伝えたかったのだと思います。しかし、米国では感染者数が増加しても厳しい行動制限はなく、ワクチンの効果も絶対ではないという医師の発言は、谷原にとって計算違いだったように思えました。ネット上でも『必死に谷原がコロナを煽ろうと粘っていたが、米国在住の医師に論破された』『米国ではコロナは誰も気にしていないという加藤氏の発言を谷原はなぜかスルー』などと谷原の言動に疑問の声が上がっていました」(週刊誌記者)

 谷原は米国在住医師の意見をもう少し尊重してもよいのでは?

(石田英明)

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