わずか6年という短い活動期間だったが、解散から35年経った今も多くのファンに支持されているBOØWY。ソロ転身後も日本の音楽シーンをリードし続けた氷室京介、布袋寅泰がメンバーだったことはあまりに有名だ。
再結成を望むファンは多かったがそうした話はこれまでまったく聞かれず、それどころか同じステージに立ったことすら一度もない（どちらも他のメンバーとの共演はある）。
だが、その伝説のロックバンドがこのほどディ・ライト社から「パチスロBOØWY」として9月から全国のホールに導入されることが明らかになった。
実は、以前から芸能人を起用したパチンコやパチスロは多数存在。ロックバンドだけでもX JAPANやザ・ブルーハーツ、米米CLUB、KISSなどの台がリリースされている。
「BOØWYは解散後も絶大な人気を誇っていますが、商業展開には消極的だったので今回の発表は想定外。パチスロ化にはメンバー全員の許可が必要なはずで、まさか氷室さんがOKするとは思わなかったので……。メーカーにとっては大金星と言えるでしょうね」（スポーツ紙芸能デスク）
演出には最終公演「LAST GIGS」のライブ映像が使用され、「B・BLUE」や「わがままジュリエット」「ONLY YOU」など22曲を収録。近年、ファン離れが深刻化しているパチスロ業界からはお客を呼び戻す起爆剤として大きな期待が寄せられている。
ただし、気になるのはバンドの今後。これを機に再結成なんて展開はあるのだろうか？
「難しいでしょうね。氷室さんは両耳の聴覚障害を理由にライブ活動からすでに引退しています。世間で再結成の機運が高まっていた東日本大震災のチャリティライブも結局別々に行っていますし、音楽関係者の間でも『（再結成は）ない』というのが一致した見方です」（同）
パチスロ化に続き、アッと驚くサプライズな展開に期待したいところだが…。
