「色を好む」のは、てっきり「英雄」だけと思っていたら、ナント、かの国の「独裁者」も同様。「ネオナチが‥‥」と世迷言を繰り返して隣国を侵略する中で、その艶福家ぶりが急浮上している。
5月14日、英紙タイムズがロシアのプーチン大統領(69)が白血病におかされ、重病である可能性を報じた。外信部デスクが解説する。
「クレムリンに近い新興財閥『オリガルヒ』関係者の話として、ウクライナ侵攻直前に手術を受けたと伝えたのです。事実かどうかは別にして、こうした話が漏れるのもプーチン大統領の権力に陰りが出てきたことの表れ。現に、プロパガンダを垂れ流してきたロシア国営放送が侵攻に批判的な内容を報じるなど、独裁者の失墜を思わせる現象が続いています」
そこで、注目されるのはプーチン大統領が愛した女たち。公式的に、プーチン大統領と情を交わした女性は、14年に離婚したリュドミラ・オチェレトナヤ元夫人だけとなっているが‥‥。
「イギリス政府が経済制裁として、プーチン大統領と近しい人物への資産凍結を発表した際、そのリストの筆頭に名が記されていたのが、アテネ五輪の新体操金メダリスト、アリーナ・カバエワでした。08年にプーチン大統領との交際が、ロシアのタブロイド紙によって報道され、09年から19年までに4人の子供を出産。いずれも父親は不詳です。公的な場に現れず、謎めいていたが、ウクライナ侵攻後に国内の軍事イベントや新体操イベントなどに出席。複数の欧米メディアが、今年5月にカバエワがプーチン大統領の子供を妊娠したと報じるなど、昵懇の間柄は続いているようです」(前出・外信部デスク)
また、21年10月にリークされた文書「パンドラペーパー」によると、サンクトペテルブルク市の元清掃員、スベトラナ・クリバギノクという女性もかつての恋人とされている。03年にプーチン大統領との間に女児を出産。モナコなどに高級物件を多数保有し、これがプーチン大統領の隠し資産とみられているほどだ。
「また、プーチン大統領が上半身を脱いだスクープ写真を撮影した女性カメラマン、ヤナ・ラピコワ氏も特別な関係と言われています。性的な関係はなくても、ロシア外務省初の女性報道官であるマリア・ザハロワ氏など、プーチン大統領は自らのイメージアップのために多くの美女を従えています」(前出・外信部デスク)
そんな暴君に忠誠を誓った美女のひとりにナタリア・ポクロンスカヤ氏がいる。クリミア併合時に、プーチン大統領がクリミア共和国検事総長に任命したが、ウクライナ侵攻後は反戦メッセージをSNSに投稿するなど、最近は距離を置き始めた。親しい女性すら引き止められない独裁者の未来は昏い。