1972年にペットボトルが!? 「ちむどんどん」の雑すぎる演出にツッコミ続々

 NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の波乱の展開に、朝の情報番組「あさイチ」のMC陣も平静ではいられなかったようだ。
 
 主人公は沖縄でサトウキビ農家の次女として育てられた比嘉暢子(黒島結菜)。沖縄が本土復帰した1972年に高校を卒業すると、プロの料理人を目指してと上京。鶴見の沖縄料理店「あまゆ」に下宿しながら、東京のレストランで働いているが、5月24日放送の第32話では、店のオーナーである房子(原田美枝子)との対決姿勢をあらわにした。
 
 きっかけはペペロンチーノ。新メニューとしてシェフが房子に試食をしてもらったところ、「ダメ。バランスが悪い」とダメ出し。これに異を唱えたのが暢子。房子に「待ってください。うちも食べましたけどおいしいと思いました」「絶対にこれでも大丈夫です」と意見を述べ、なりゆきから「うちと勝負してください。ペペロンチーノをどっちがおいしく作れるか」と、あろうことか雇い主に料理勝負をしかけるのだった。
 
 この展開に「あさイチ」の博多華丸は「謝れ、謝れ暢子。まだ間に合う」とコメントすれば、博多大吉も「オーナーを心から応援している自分がいる」と、オーナー側に寄り添う発言。鈴木奈穂子アナも「すごい度胸というか、何というか…」と驚いた表情を浮かべていた。

 これにはSNS上でも《華丸さんに同意。暢子がやってることはムチャクチャだよ》《せっかく雇ってもらったのに無鉄砲すぎる》《料理人でもない経営者に料理勝負挑む意味が不明》などと「あさイチ」のMC陣に同調する意見が見られた。

 この“朝ドラ受け”がトレンド入りするなど、怒涛の展開で注目を集める「ちむどんどん」だが、視聴者からは「演出が雑」と細かい部分にもツッコミが入っているようで…。

「いちばん多く寄せられているのが暢子の勤務スタイル。頭にコック帽をかぶっていますが、後ろの髪の毛は帽子から出した状態。厨房では何かと雑用を言いつけられて、忙しく歩き回るだけに、髪の毛が落ちないか心配する声は多く、《後ろの髪は結わないのかな》《結菜ちゃん、後ろの髪の毛…》《髪を束ねないまま10連勤か》などとツッコミの声が…。極めつけは5月23日に放送された31話。暢子が沖縄料理店『あまや』へ手伝いに現れたシーンで、女将のトミが手にしていた醤油が、透明の容器に入っていたんです。72年当時は、醤油は一升瓶入りが主流だったことから、《72年にペットボトルあったのか?》《塩ビの容器って説もあるけど、赤いキャップは絶対に今のヤツでしょ》《赤電話とか泡盛の瓶とか丁寧に作りこんでて醤油はペットボトルって…》と疑問の声が続出していました」(ドラマライター)

 細かい部分まで何かとツッコミが入るのも、国民的人気ドラマの宿命かもしれない。

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