元衆院議員でタレント、投資家の杉村太蔵が5月19日、「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に出演。山口県阿武町で起きた誤送金問題について、ユニークな解決案を披露した。
阿武町は新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円(463世帯分)を、誤って同町に住む24歳の男性に全額送金。振り込みを受けた無職の田口翔容疑者は電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された。田口容疑者は「全額をオンラインカジノで使った」「少しずつ返していきたい」と話しているという。田口容疑者は2020年秋、山口市から移住。山あいの住宅で1人暮らしをしており、同年末からホームセンターで正社員として働いていた。
番組では田口容疑者の罪や今後について出演者らがトークを展開。返済の話題になったとき、杉村は「居酒屋トークになっちゃいますけどね」と前フリして、延々と話し始めた。曰く「彼にね、刑事責任を追わせようという感覚にはあまりならない、僕はね。きっかけは町の役場だから。どうやったら、4630万円を取り戻せるか。投資家的には、その金をつくろうと思う。僕が田口容疑者の友達だったら、お前、本書けと。自分はなぜ24歳で阿武町に移転してきて、そして4630万円も振り込まれてどう思ったか? あの風呂場の1時間で何を考え、カジノでどうやったか。この暴露本を200ページくらいで書いて、そして印税で返す」と独自の解決策を披歴したのだが、司会の宮根誠司から「時間返して」とクレームを受けたのだった。
「暴露本と言えば、18年に起きた〝紀州のドン・ファン〟怪死事件について資産家の家政婦が書いたもの、米トランプ元大統領の政権内幕を描いたものなど、内外を問わず多数出版されており、中には大ヒットしたものもあります。ただ、今回の事件は看過できないものとはいえ、ややスケール感に乏しい気がします。杉村の言うように〝居酒屋トーク〟で笑いは取れても、出版して人がお金を出してまで買いたいかというと甚だ疑問ですね」(週刊誌記者)
仮に暴露本が出版されても赤字になったりして。
(石田英明)