杉村太蔵、新型コロナ“若者より高齢者の外出自粛案“に巻き起こった賛否

 元衆院議員の杉村太蔵が3月8日放送の「サンデージャポン」(TBS系)に出演し、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、外出を制限すべきは学生ではなく“元気なお年寄り“の方だと主張した。

 政府は少しでも感染拡大を抑制する為、2日より全国の小中高に一斉休校を実施するよう要請したが、番組では渋谷や原宿などの繁華街に学生と思しき若者が集まっている現状が放送され、一斉休校の効果が薄れているのではないかとの議論が交わされた。

 杉村はこうした状況に関し、育ち盛り遊び盛りの若者に一切外出するなという指示を聞かせる方が難しいとした上で、「僕がちょっとイラッと、というと失礼ですけど、リスクが高いのは高齢者なわけですよ。僕からしたら、せめて70~80代の皆さんに家に居てくださいと言ってくれた方が、感染リスクという観点からは早いんじゃないかと。元気な若者を家に閉じ込めるんじゃなくて、元気なお年寄りを家に閉じ込めた方が感覚的には合うじゃないか」と指摘。政府の専門家が10~30代の若者は感染リスクが高齢者に比べて低いと説明したことを引用し、外出を控えるべきなのは高齢者の方だと述べている。

「また太蔵は“失礼を承知で言いますが…“と前置きをし、出演者の中で唯一の70代であるテリー伊藤にも、できれば外出を控えてほしいと懇願するなど、感染拡大を防ぐ為にはそうした措置が必要だと説きました。この太蔵による“70~80代の皆さんに家に居てほしい“、“元気なお年寄りを家に閉じ込める方が…“との発言は一部で物議も醸していますが、一方で、感染リスクも高く、また陽性反応が出た後の免疫力も低いとされる高齢者を守る意味においても、一理あるという指摘がネット上で散見されます。『これは同意』『感染者増やさないためにも高齢者には我慢してほしい…子供だって我慢してるんだから』『年配の方は特に、自分は大丈夫! と思っている方が多い。体調が少し悪くても外出してしまうとか、車の運転にしても…』などと、高齢者からの反感を買いそうな太蔵の発言を支持する声が多く出ています」(テレビ誌ライター)

 もちろん、個人差もあるため、一概に年齢のみを基準に感染リスクを想定することはできないが、この状況下ではやはり不要不急の外出は避けるべきなのかもしれない。

(木村慎吾)

エンタメ