黒柳徹子の“芸人殺し”がまたもや炸裂!「徹子の部屋」でハライチが見せた対応力

 お笑いコンビ・ハライチの澤部佑(35)と岩井勇気(35)が21日放送の徹子の部屋(テレビ朝日系)にゲスト出演した。同番組の顔であるMCの黒柳徹子は、今まで数々の芸人たちのボケに笑わないどころか冷静に解説をしたり、「なにか(面白いこと)やって!」と無茶振りしたりするなど、芸人と対面するとキケンな絡みが多くなることで有名だ。“芸人殺し”とも称される黒柳の仕切りはもはや番組の名物ともなっているが、この日同番組に初出演したハライチももれなく“洗礼”を受け、ネット上で話題となっている。

 番組冒頭、緊張感漂うスタジオの中で澤部は「やっぱり緊張しますよ、『徹子の部屋』にお招き頂くなんていうのは、テレビに出る者としては“ゴール”みたいなところがあるじゃないですか」と番組へのリスペクトを語った。これに黒柳は「イヤイヤ、(緊張しているのは)あたしがほら、“ウケない”とかって聞いてるからでは?」と“芸人殺し”と呼ばれていることについて自ら触れると、澤部は「自覚されているんですか?」と質問。黒柳自身は芸人相手のキケンな絡みを自覚しているわけでは無いようだが、周囲から指摘を受けることがあると明かし、「でもその時笑えなかったんだからしょうがないじゃないと思って…」と芸人への“洗礼”は無自覚だと語った。

 しかしこの後も黒柳による無自覚の“洗礼”が続く。

 ハライチの漫才の特徴である「ノリボケ漫才」について、ネタを披露する前に黒柳から解説を求められるなど、ネタへのハードルが上がっていく中、黒柳は「ネタのご披露お願いします!それで面白いかどうか見てみます」と大胆なフリで漫才を披露させた。これに澤部は「そうやって見るのがネタってもんですもんね…」と困惑しながらも黒柳を笑わせようと奮闘。終盤のボケの畳み掛けには黒柳の白い歯がこぼれた瞬間もあったが、爆笑とまではいかず、ネタ終わりの黒柳の第一声は「ずいぶんお考えになった?」という冷静なものだった。

 その後、2人の幼少期からの関係や、お笑いを始めたきっかけなどの話題でトークが弾み、番組も終盤に差し掛かった所で黒柳は「じゃあこの辺でせっかくですからもう一回ネタみせていただいて…」と漫才のおかわりを要求。まさかの無茶振りに慌てながらも対応し、最後には黒柳を笑わせていた。

 30分のトーク番組で漫才を序盤と終盤に2本披露するという異例の無茶振りだったが、視聴者からは《漫才もう1回!?》《なんで2回もやらされたのw》《2回目の漫才、徹子さん笑ってる!これ凄いことじゃね》《徹子の部屋神回だった》《無茶振りでリベンジできたの凄い》と好評のコメントが寄せられていた。

 “芸人殺し“にも負けない、ハライチの対応力が垣間見えた放送となった。
 
(浜野ふみ)

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