ロシアは「根も葉もない理由」で軍事侵攻! 加藤浩次の力説が物議

 お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が3月2日、MCを務める情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に出演。ロシアのプーチン大統領への発言が物議を醸している。

 2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始。28日には停戦に向けて両国代表団が直接協議。大きな進展はみられなかったが、交渉を継続することでは一致した。その後もロシア軍による攻撃は続いている。

 この日の放送でも、首都キエフのテレビ塔がロシア軍の攻撃を受け5人の死亡者が出たなど、現地の映像を交えて現状を伝えた。軍事侵攻に関する一連のVTRの後、画面がスタジオに切り替わったときだった。加藤は「ただ1つ言えることは、やっぱりプーチン大統領が根も葉もないことを言って、ウクライナに侵攻したということが始まりだということを我々は忘れてはいけない」と力説したのだ。

 加藤の「根も葉もない」発言を受けて、ネット上では「ロシアが根も葉もないことを言って侵攻した、なんて言いきっていいのか?」「理由もなしに戦争するわけなどない」「勉強してなさすぎて草」と、一部で批判のコメントが飛び出した。

「いかなる理由があろうと軍事侵攻は許されませんが、根拠なく攻撃を仕掛けることもありえません。ロシアの思惑については、ウクライナのNATO加盟阻止、国境線への不満など、いろいろ考えられます。加藤がロシアの行為に怒りを覚えるのは理解できますが、ネットでの指摘通り、歴史や地政学的背景、国際政治などをもう少し踏まえたうえで語ってほしかったですね」(週刊誌記者)

 熱い正義感が先走ってしまったようだ。

(石田英明)

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