フジテレビの井上清華アナウンサーが捲土重来を果たすか。2021年3月、入社4年目にして〝看板アナの登竜門〟といわれる朝の情報番組「めざましテレビ」(同局系)のMCに大抜擢。歴代MCを振り返ると、高島彩アナ、生野陽子アナ、加藤綾子アナ、永島優美アナなど、錚々たる顔ぶれである。
ところがMC就任の翌月に、井上アナらフジのアナウンサー9人のステルスマーケティング疑惑が報じられた。特定の美容室や系列店で無料サービスを受ける代わりに、宣伝協力として店のSNSに登場していたというのだ。ステマ疑惑をかけられた中で、店を利用した回数は井上アナがダントツの1位。フジ側は「ステマには該当しない」としたが、井上アナには大きな痛手となった。
一部では「めざましテレビ」MCの座も危惧されたが、3月1日に意外な場所で〝大役〟を務めることがわかった。3月25日、福岡PayPayドームで行われるプロ野球開幕戦、ソフトバンク対日本ハム戦の始球式を行うという。井上アナは福岡出身。報道によると「故郷で開幕戦の始球式という、こんな光栄なことはありません」と感慨深げだ。当日は井上アナとともに「めざましテレビ」MCを務める三宅正治アナも登場する。三宅アナは同社アナウンス室専任部長。頼れる上司の前でも、活躍をアピールするチャンスである。
実は、井上アナに「めざましテレビ」MCのバトンを渡した永島アナもプロ野球の試合で始球式を務めていた。
「21年4月27日に東京・神宮球場で行われたヤクルト対巨人戦でした。永島アナは山なりのボールでしたが、見事ノーバウンド投球。両軍の選手から拍手を送られていました。翌28日にはMCを務める『めざまし8』に出演。同じくMCを務める俳優の谷原章介も『普通、ノーバウンドではいかない』と大絶賛していました。やはりフジの看板アナ、役者が違います」(スポーツ紙記者)
永島アナに負けない投球で、捲土重来をめざしてほしいものだ。
(石田英明)