TBSの情報バラエティ「ジョブチューン〜アノ職業のヒミツぶっちゃけます」といえば、一流料理人のジャッジ企画。これまで「スシロー」「ピザハット」「バーミヤン」「大戸屋」といった外食チェーンの料理を審査して、「合格」「不合格」の判定をくだしてきた。
2月19日放送回でこの企画に参戦したのは全国に700店舗以上を誇る人気チェーン「餃子の王将」。従業員がイチ押しする10品のメニューを7人の審査員に試食してもらい、過半数の4名が札をあげれば「合格」に認定される。このジャッジ企画で、目を疑うような試食シーンが見受けられたという。
「3品目の五目あんかけタンメンの審査の際に、一流料理人7人の1人で『6年連続ビブグルマン』という肩書きを持つ中華料理人が、タンメンに酢をドバッと大量投入して味変。その後もラー油、さらに餃子のタレを投入していきました。これを見守っていた『餃子の王将』のスタッは口に手を当てて心配そうな表情。スタジオの出演者からも『まだ入れるの?』『やめなよ』『もとの味がなくなっちゃう』と悲鳴にも似た声があがりました」(テレビ誌ライター)
従業員イチ押しのランキングで第8位の五目あんかけタンメンだったが、「合格3名、不合格4名」という投票結果で「不合格」の烙印が押されることとなった。審査員の料理人の1人は「上の具が白湯(ぱいたん)、下は上湯(しゃんたん)、どっちを活かすかで上が勝っちゃってる」と、2種類のスープのバランスの悪さを指摘。上湯スープをもっと活かしてみてはどうかと提言した。
これを受けて、調味料で味変していた審査員も「中華だと、クリアなスープと濁ったスープ、一緒にしちゃダメなんですよ」と持論を述べ、「一般の人が食べた場合、すぐ混ぜますよね? 味変どころじゃない。ただ濁ったスープ。ちょっと食べ進めると単調な味になって味変というか…酢とかラー油とかを入れざるを得ない」と、試食中に大量の調味料を投入した意図を明かした。さらに「これが賄いだったらいいですよ」「これが料理としてなら絶対ダメ」と、一流料理人ならではの非情なジャッジを下したのだった。
なお、今回の番組で不合格となったのは10品中1品で、この五目あんかけタンメンのみ。定番の餃子、炒飯、天津飯、酢豚といったメニューは、みごと合格を勝ち取った。
「番組の放送を見て、翌日に店舗を訪れて、新メニューのタンメンを注文したファンは多かった模様。SNSでは《750円と思えばぜんぜんうまい》《唯一の不合格だったそうだけどこの味好き》《途中で酢を入れたらまろやかになった。さすが一流料理人》などと、味変を試した声なども目立ちました」(ネットライター)
なお、五目あんかけタンメンは2月1日から販売が始まった期間限定メニュー。売上によっては、メニューから消えてしまう可能性も高いとあって、不合格メニューを味わうなら、今がチャンスかも!?