誰もが知る有名飲食チェーンの中には、「裏メニュー」や「裏オーダー」が存在する。長年通ったディープなファンだけが楽しんでいたチェーン店のマル秘メニューをこっそりとお教えしよう。
「『吉野家』には“つゆだく”や“ネギ抜き”などメニューにない『牛丼』の注文方法がありますが、“肉下”というのはご存知でしょうか？ これは、牛丼の具を丼の下に敷き、その上にご飯を盛ってもらう裏技なんです。ご飯につゆが染みず、キムチや納豆などと白米を楽しんだのち下に隠れた具を食べられるので、牛丼が2倍楽しめる注文方法なんです。牛皿定食を頼めばいいじゃんと無粋なことは言わず、話題のためにも一度試してみてほしいですね。ただ、店舗によってはこの注文に対応していないところもあるのでご注意ください」（グルメライター）
中華料理チェーンなのに隠れ洋食メニューも存在する。「餃子の王将」では裏メニューとしてオムライスが食べられるのだ。実は王将では、天津飯や中華飯など餡がかかったメニューを「餡抜き」で注文できるため、天津飯餡抜きに無料のケチャップをかければ、オムライスが完成するというわけだ。また、餡抜きを利用することで、エビチリ天津飯や麻婆天津飯といったオリジナルメニューを作成することも可能だ。
「『くら寿司』には『あら汁』『魚介ユッケ』『とろ鉄火』といった裏メニューがあります。これらは定番商品の寿司ネタにならない部分を使用しているため、不定期でタッチパネルや回転レーンに登場するのです。なお、狙い目は開店直後で、仕込みの段階で出た端材を鮮度が落ちないうちに提供するため、裏メニューとの遭遇率が高いとされています。開店直後でも必ずあるというわけではないので、どうしても食べたい方は足繁く通うことをオススメします」（前出・グルメライター）
他にも勇気を出して注文してみれば裏メニューが見つかるかも！？
（小林洋三）
