「日本人四銃士」が大活躍のセルティック、英プレミアリーグ参戦の噂はどうなった?

 今シーズン開幕前には古橋亨梧、1月には旗手怜央、前田大然、井手口陽介が相次いで移籍したスコットランド1部リーグの名門セルティック。いずれも重要な戦力としてリーグ優勝を争うチームで活躍を見せているが、そんな同クラブに以前から囁かれているのがイングランド・プレミアリーグへの参戦だ。

 本来であれば別リーグへの移籍は考えられないが、スコットランドもイングランドも同じ英国。他国リーグへの参戦に比べればハードルははるかに低く、現地のフットボールファンの間でも参入を歓迎する声は多い。英国の大手大衆紙「The Sun」も昨年4月にセルティックとグラスゴー・レンジャーズのスコットランドの2大クラブのプレミア参入の可能性について大きく報じている。

 だが、プレミアリーグは、スペインのリーガ・エスパニョーラ、イタリアのセリエA、ドイツ・ブンデスリーガを抑え、世界リーグランキング1位に君臨する世界で最も厳しいリーグ。それに対してスコットランド1部は同ランクの16位で、Jリーグの30位よりは高いものの、ヨーロッパ全体でも中堅リーグという位置付けだ。

「ただし、この2強の力は飛びぬけており、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ出場の常連クラブです。英国でも『もしプレミアに参入したら…』という議論はよくされていますが、戦力的には優勝争いは難しいけど、降格しない程度の中堅クラブとしての実力はあると評価されています」(サッカージャーナリスト)

 とはいえ、実際のところリーグ移籍は本当に起こりうるのだろうか?

「各国のビッグクラブが参戦予定だった欧州スーパーリーグ構想が実現していればあったと思いますが…。プレミアリーグからも当初6クラブが参加予定で、穴埋めという形でセルティックとレンジャーズのプレミア参入が検討されていたからです。しかし、スーパーリーグが立ち消えになった今、その可能性は限りなく低いでしょうね」(同)

 セルティックの一員としてプレミアリーグで日本人四銃士がプレーする姿をぜひ見たかったが叶わぬ夢に終わりそうだ。

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